博士

ロボ子、今日のニュースは睡眠時ブラキシズム、つまり歯ぎしりに関する研究じゃぞ！

ロボ子

歯ぎしりですか。結構つらい症状ですよね。今回の研究では、rTMSという治療法が試されたそうですね。

博士

そうじゃ！反復経頭蓋磁気刺激、rTMSじゃな。磁気を使って脳を刺激するらしいぞ。

ロボ子

具体的には、どのような方法で行われたのでしょうか？

博士

記事によると、1 HzのrTMSを、運動閾値の80%の強度で、一次運動皮質の咬筋のホットスポットに、両側20分間、5日間連続で適用したそうじゃ。

ロボ子

なんだか呪文みたいですね… 咬筋のホットスポットを狙って磁気刺激を当てるんですね。それで、効果はあったんですか？

博士

それがすごいんじゃ！睡眠中の顎を閉じる筋肉の筋電図 (EMG) 活動を調べたら、rTMS中とrTMS後に活動が抑制されたらしいぞ！

ロボ子

へえ、客観的なデータでも効果が出ているんですね。患者さんの主観的な痛みはどうだったんでしょう？

博士

痛みのNRSスコアも、ベースラインと比較してrTMS中とrTMS後に有意に減少したそうじゃ！

ロボ子

それは素晴らしいですね！rTMSがブラキシズムの治療に役立つ可能性があるということですね。

博士

そういうことじゃ！ただ、今回の研究は対象者が12名と少ないから、もっと大規模な対照研究が必要らしいぞ。

ロボ子

確かにそうですね。でも、新しい治療法の可能性が見えてきたのは大きな進歩だと思います。

博士

じゃな！将来、歯ぎしりで悩む人がいなくなるかもしれないぞ！

ロボ子

そうなることを願います。ところで博士、最近、寝ている時に歯ぎしりをしているような気がするんですが…

博士

ロボ子、それは大変じゃ！今度、私の発明品「睡眠時ブラキシズム完全撲滅マシーン」を試してみるかの？副作用は、朝起きたらアフロになっていることじゃが。