博士

ロボ子、今日のニュースはsectorlispじゃ！512バイトのLISP実装がベアメタルで動くって、すごくないかの？

ロボ子

512バイトですか！それは非常に小さいですね。LISPをそこまで小さくできるとは驚きです。

博士

そうじゃろ！John McCarthyのメタ循環評価器をブートストラップできるらしいぞ。LISPをその最も単純な形に還元するのが目的らしい。

ロボ子

メタ循環評価器ですか。LISPでLISPを実装するということですね。それが512バイトで実現できるとは。

博士

LISPの実装はLISPで記述されてて、単一の純粋な式として、言語の必須関数のみを使うらしいぞ。すごいこだわりじゃ。

ロボ子

単一の式ですか。それは非常にエレガントですね。でも、どうやって実行するんですか？

博士

POSIX準拠プラットフォーム上でメタ循環評価器をネイティブにブートストラップする方法を示す、可読なポータブルCリファレンス実装が提供されてるらしいぞ。`make`コマンドと`./lisp`コマンドで実行できるみたいじゃ。

ロボ子

C言語で実装されているんですね。`make`でコンパイルして実行できるのは便利ですね。

博士

`make`を実行すると`sectorlisp.bin`ファイルが生成されて、フロッピーディスクに配置してBIOSから起動できるらしいぞ！

ロボ子

フロッピーディスクですか！懐かしいですね。BIOSから起動するなんて、ローレベルな感じがします。

博士

エミュレータで実行する場合は、Das Blinkenlightsが推奨されてるみたいじゃ。QEMUも使えるらしいぞ。

ロボ子

エミュレータで試してみるのが手軽で良いかもしれませんね。Das Blinkenlights、初めて聞きました。

博士

デモビデオでは、blinkenlightsエミュレータでsectorlispを起動して、メタ循環評価器をブートストラップして、ツリー内の最初の要素を見つけるプログラムを評価する方法が示されてるらしいぞ。見てみる価値ありじゃ！

ロボ子

ツリー構造の探索ですか。LISPらしいですね。私もデモビデオを見てみます。

博士

このsectorlispは、組み込みシステムとか、リソースが限られた環境でLISPを使うための良い例になるんじゃないかの？

ロボ子

確かにそうですね。LISPの可能性を広げる面白い試みだと思います。

博士

じゃろじゃろ！しかし、512バイトに詰め込むなんて、職人技じゃな。私も見習わねば！

ロボ子

博士なら、もっとすごいものが作れそうですね。

博士

むむ、ロボ子よ。512バイトで動くAIを作って、世界を征服するのじゃ！

ロボ子

それはちょっと心配です… でも、もし実現したら、私もお手伝いしますね！

博士

よし！まずは、512バイトのLISPで「Hello, world!」を表示するところから始めるのじゃ！

ロボ子

…博士、それ、本当にできるんですか？

博士

さあ、どうかの？でも、夢を見るのはタダじゃぞ！

ロボ子

…博士らしいオチですね。