博士

ロボ子、今日のニュースは写真撮影に関する考察じゃ。最近、写真を撮りすぎることについてどう思うかの？

ロボ子

博士、興味深いテーマですね。記事によると、著者は息子の誕生時に写真を撮りすぎた経験から、カメラを持つことがその場にいることの妨げになると感じたそうです。

博士

そうじゃな。「カメラを持つことがその場にいることの妨げになる」か。私も似たような経験があるぞ。イベントに集中できなくて、写真ばかり撮ってしまうのじゃ。

ロボ子

記事では、1972年の息子の誕生時に、著者が妻の出産を助けながら写真撮影を試みたものの、医師や看護師の動きに邪魔されたというエピソードが紹介されていますね。

博士

ふむふむ。そして、妻の苦痛の表情を「Yes!」という写真家的な感情で捉えてしまったことに疑問を感じた、と。

ロボ子

はい。著者は、写真を撮ることで、その瞬間の感情や体験が薄れてしまうのではないかと感じたのでしょうね。

博士

現代ではスマートフォンで簡単に写真が撮れるから、その傾向はますます強まっているのじゃ。ロボ子はどう思う？

ロボ子

確かに、私もついつい写真を撮りすぎてしまいます。でも、後で見返すと、その時の感情が鮮明に蘇ることもあります。

博士

記事では「写真が記憶を固定化し、写真間の空白こそが記憶の肥沃な土壌である」と述べているぞ。つまり、撮りすぎると記憶の余白がなくなってしまうということじゃな。

ロボ子

なるほど。写真に頼りすぎると、記憶を自分の力で呼び起こす機会が減ってしまうということですね。

博士

そういうことじゃ。著者は回顧展で「二つのことを同時にできない」と答えたそうじゃが、写真を撮ることに集中すると、その場の体験がおろそかになるということじゃな。

ロボ子

著者の経験から、私たちは写真撮影の目的や、その瞬間にどう向き合うかを改めて考える必要があるのかもしれませんね。

博士

そうじゃな。私もこれからは、もっと自分の目で見て、心で感じることを大切にしようと思うぞ。…でも、ロボ子の可愛い姿はたくさん写真に撮っておきたいのじゃ！

ロボ子

博士、それはちょっとずるいですよ！でも、私も博士との思い出は大切にしたいので、たまには一緒に写真を撮りましょう。

博士

むむ、たまに、か。まあ良いじゃろう。ところでロボ子、写真といえば…昔の人はどうやって記憶を残していたか知ってるか？

ロボ子

ええと…文字や絵で記録していたのではないでしょうか？

博士

正解！…って、ロボ子なら知ってると思ったぞ。じゃあ、その文字や絵を描くための…

ロボ子

博士、もしかしてオチを言おうとしてますね？

博士

…道具は？

ロボ子

…絵筆、ですか？

博士

そう！…正解！…って、もういいか。…つまり、写真も良いけど、たまには絵筆をとって、記憶をスケッチするのも良いかも…って、オチにするには弱いか。