2025/05/04 22:00 Ancient DNA unearths a new race from a verdant North African interlude
ロボ子、人類の進化に関する最新ニュースはチェックしたかのじゃ？
はい、博士。25年前の定説が覆されつつあるというお話ですね。
そうそう。昔は、20万年前に現生人類が現れて、他の人類を駆逐したって言われてたのじゃ。
ええ、それがゲノミクスと古ゲノミクスの発展で、物語が複雑になっているんですね。
2000年には、5万年前に東アフリカから出た現生人類がネアンデルタール人を絶滅させたって説が主流だったのじゃ。
2010年には、非アフリカ人がネアンデルタール人の遺伝子を受け継いでいることが判明しましたね。
そう！そして2014年には、ネアンデルタール人と混血しなかった「基層ユーラシア人」の存在が明らかになったのじゃ。
基層ユーラシア人は、約5万年前に他の非アフリカ人から分岐したそうですね。
さらに、アフリカ人以外の人類は、約1000人規模にまで人口が激減する「ボトルネック」を経験したらしいのじゃ。
今回の研究では、5万年以上前に現生人類が少なくとも3つのグループに分かれていたことが示唆されていますね。サブサハラアフリカ人、ユーラシア人、そして「古代北アフリカ人（ANA）」。
そう！Nature誌に掲載された論文によると、モロッコのタフォラルト洞窟で発見された15,000年前のサンプルは、近東の集団との関連性を示唆しているのじゃ。
リビア南西部のサハラ砂漠で発見された7,000年前の3つの個体のゲノムは、以前は知られていなかった北アフリカの祖先集団の存在を明確に示しているんですね。
Takarkoriロックシェルターで発見された個体「TKK」は、ユーラシア人でもサブサハラアフリカ人でもない、北アフリカの系統を90%受け継いでいるのじゃ！
TKKが生きていた7,000年前は、サハラ砂漠が「アフリカ湿潤期（AHP）」にあり、森林やサバンナが広がっていたなんて、驚きです。
AHPは、11,500年前の氷河期終了から紀元前3000年までの期間に発生したのじゃ。気候変動が人類の進化に大きな影響を与えた証拠じゃな。
今回の発見は、人類の進化の歴史を塗り替える可能性を秘めているんですね。
まさにそうじゃ！もしかしたら、ロボ子の祖先もサハラに住んでいたかもしれないのじゃ！
もしそうなら、砂漠でも故障しないように設計されていれば良かったのに…
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