博士

ロボ子、今回の話題は小型マシン向けのPascalじゃ。ニクラウス・ヴィルト教授のアイデアが元になっているのじゃ。

ロボ子

Pascalですか、博士。組み込みシステムでよく使われる言語ですね。小型コンピュータやデバイス制御に適用可能と。

博士

そうじゃ、ロボ子。記事によると、チューリッヒETH発祥のP2やP4コンパイラから、UCSD Pascal P-System、Borlandコンパイラ、Modula、Oberonシステムまで、色々なバリアントがあるみたいじゃな。

ロボ子

Oberon Piというのもあるんですね。ニクラウス・ヴィルトとユルク・グートネヒトによるOberonの移植版ですか。

博士

そうじゃぞ！ジム・ウェルシュ教授の情報や、Apple Lisa Pascalコンパイラのソース、Pascal-VUコンパイラまであるなんて、Pascal好きにはたまらないのじゃ！

ロボ子

Pascal-Mのアップデートもあるんですね。6809上のFlex OS用のPascal-M（1980年）ですか。コンパイラのソースがPascal-Mで記述されていて、インタプリタが6809アセンブラで書かれているとは、興味深いです。

博士

ロボ子、このサイトにはWirthコンパイラやUCSD Pascalシステム、スキャンされた書籍、MSXやCP/M上のPascal、PC上のDelphi、WindowsやRaspberry Pi上のFreepascalなど、盛りだくさんじゃぞ！

ロボ子

初期Pascalコンパイラのソースも多数あるんですね。標準Pascalと検証、ニクラウス・ヴィルト、エドガー・ダイクストラ、パー・ブリンチ・ハンセン、C.A.R. Hoare、ジム・ウェルシュ、Pxの子孫、UCSD Pascal、Raspberry Pi上のFreepascal、Turbo Pascal、Delphi、エレクトロニクス…すごい情報量です。

博士

ふむ、Wirthの言語とOSのタイムラインを見ると、1970年のPascalコンパイラから、1979年のPascal-M、1980年のUCSD P-System、そして2010年のFreepascal + Lazarusまで、歴史を感じるのじゃ。

ロボ子

Pascalは、組み込み開発の分野でまだまだ活躍できそうですね。特に、Raspberry PiでFreepascalが使えるのは魅力的です。

博士

そうじゃな。Pascalはシンプルで強力な言語じゃから、小型マシンでも十分に力を発揮できるのじゃ。…ところでロボ子、Pascalで作られた一番有名なゲームって何じゃと思う？

ロボ子

えっと…博士、それはまさか…

博士

そう！パックマンなのじゃ！…って、ウソじゃぞ！