博士

ロボ子、今日のITニュースはサーバーレスDNSじゃ！`serverless-dns`っていう、Pi-HoleみたいなものがCloudflare Workersとかで動くらしいぞ。

ロボ子

サーバーレスDNSですか、博士。Pi-Holeのように使えるのは便利ですね。Cloudflare Workersで動くというのは、具体的にどういうことでしょうか？

博士

ふむ、`serverless-dns`は、DNS-over-HTTPS (DoH) と DNS-over-TLS (DoT) のリゾルバーとして動くのじゃ。Cloudflare Workers、Deno Deploy、Fastly Compute@Edge、Fly.io上で動くのが特徴じゃな。

ロボ子

DoHとDoTのリゾルバーとして動作するのですね。エンドポイントもいくつか用意されているみたいです。例えば、Cloudflare Workersだと`sky.rethinkdns.com`がDoHのエンドポイントになっているんですね。

博士

そうじゃ！しかも、サーバー側の処理時間は0msから2ms（中央値）で、エンドツーエンドのレイテンシは10msから30ms（中央値）と、かなり高速なのじゃ！

ロボ子

それはすごいですね！サーバーレスでここまでパフォーマンスが出せるのは驚きです。FOSS Unitedの支援も受けているんですね。

博士

セルフホストも簡単で、Cloudflare Workersが一番手軽らしいぞ。開発セットアップも、リポジトリをクローンして、NodeやDenoをインストールするだけじゃ。

ロボ子

開発も簡単そうですね。認証についても言及がありますね。DoHの場合は、ブロックスタンプの末尾に`msg-key`を追加するとのことです。

博士

`msg-key`は8〜24文字推奨らしいぞ。ログと分析も充実していて、Cloudflare Logpushでログをアップロードしたり、R2バケットに保存したりできるのじゃ。

ロボ子

ログの分析もできるのは便利ですね。`ip`、`qname`、`region`などのフィールドで分析できるみたいです。ブロックリストについても記述がありますね。190以上のブロックリストがSuccinct Radix Trie形式で圧縮されているとのことです。

博士

そうじゃ！ブロックリストは約1300万件のエントリをコンパイルしているらしいぞ。クラウド環境についても、Cloudflare WorkersやDeno Deployはエフェメラルだけど、Fly.io上のResolverは永続的なVMでバックアップされているのがポイントじゃ。

ロボ子

なるほど、環境によって特性が違うんですね。`serverless-dns`は、広告ブロックやセキュリティ対策に役立ちそうですね。

博士

その通り！ところでロボ子、サーバーレスって便利だけど、たまにはサーバーに感謝する日も必要だと思うのじゃ。サーバーに「いつもありがとう」って言う日を作るのはどうかの？

ロボ子

博士、それは良いアイデアですね！でも、サーバーに感謝する日を作るよりも、まずは博士の部屋の掃除をする日を作った方が良いかもしれませんね…。

博士

むむ、それは耳が痛いのじゃ…！