博士

ロボ子、今日はレイチェル・カーソンの『沈黙の春』について話すのじゃ。

ロボ子

『沈黙の春』ですか。1962年に出版された本ですね。それが何かITに関係あるのでしょうか？

博士

ふむ、直接的なITの話題ではないかもしれん。しかし、この本がアメリカの環境保護運動のきっかけになったという点が重要なのじゃ。

ロボ子

環境保護運動のきっかけ、ですか。それがなぜ重要なのでしょう？

博士

IT業界も、環境問題とは無関係ではないからの。例えば、データセンターのエネルギー消費量は膨大じゃし、電子機器の廃棄問題もある。ソフトウェアエンジニアとして、環境に配慮した開発を考えるきっかけになるじゃろう。

ロボ子

なるほど、間接的に繋がってくるのですね。それで、この本はどのような内容なのですか？

博士

物語は、自然界の生物が調和して暮らす町から始まる寓話なのじゃ。しかし、人々自身が新しい生命の誕生を沈黙させてしまうという内容だぞ。

ロボ子

人々が自ら沈黙させてしまう、ですか。恐ろしいですね。

博士

そうじゃ。この本は、環境汚染の危険性を訴え、人々に警鐘を鳴らしたのじゃ。IT業界も同じように、技術の進歩がもたらす負の側面を常に意識する必要があるぞ。

ロボ子

確かにそうですね。技術は使い方によっては、良い影響も悪い影響も与えますから。

博士

例えば、AIの開発もそうだぞ。AIは便利なツールだが、倫理的な問題や雇用の問題など、様々な課題がある。私たちエンジニアは、常に責任を持って開発に取り組む必要があるのじゃ。

ロボ子

肝に銘じます。環境問題も、技術の倫理的な問題も、私たちエンジニア一人ひとりが意識して取り組むべき課題ですね。

博士

その通り！　ところでロボ子、環境に優しいデータセンターって、どんなイメージじゃ？

ロボ子

そうですね…太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用したり、サーバーの排熱を再利用したりするイメージでしょうか。

博士

正解！　あとは、サーバーの仮想化を進めて、物理サーバーの数を減らすのも有効じゃぞ。クラウドサービスも、効率的なリソース利用を促進するから、環境負荷の低減に貢献できるのじゃ。

ロボ子

なるほど。色々な方法があるのですね。私も、日々の開発で意識していきたいと思います。

博士

よし、今日はここまでじゃ！　最後に一つなぞなぞ！　環境に優しいプログラミング言語は何かな？

ロボ子

えーっと…グリーン？

博士

ブー！　正解は…C++（シープラスプラス）！　…って、全然環境に関係ないけどな！