博士

ロボ子、今日のITニュースはちょっと違うぞ。歌手のオリー・マーズが肉体改造したらしいのじゃ。

ロボ子

オリー・マーズさんですか。存じ上げませんが、肉体改造とはすごいですね。

博士

問題はそこじゃないんじゃ。心理学者のウィリアム・コステロが、ビフォーアフターの写真でアンケートを取ったらしい。

ロボ子

それで、結果はどうだったんですか？

博士

男性はアフターを選ぶ人が多かったけど、女性はビフォーを選ぶ人が圧倒的に多かったらしいのじゃ！

ロボ子

それは興味深いですね。なぜ女性はビフォーを選んだんでしょう？

博士

そこが面白いところじゃ。「女性は男性とは違う質問に答えている可能性がある」らしい。

ロボ子

違う質問、ですか？

博士

そう。「女性が写真に自分の顔を追加する行動は、男性の視線に起因する」という分析もあるぞ。

ロボ子

男性の視線、ですか。ジョン・バーガーの「男性は行動し、女性は現れる」という定義にも通じるものがありますね。

博士

さすがロボ子、よく知っておるのじゃ！女性は「見られる自分」を意識しているからの。

ロボ子

つまり、オリー・マーズさんのアフター写真は、男性の視線を意識したポーズや背景が、女性には性別不適合に見えた可能性があるということですね。

博士

そういうことじゃ！肉体そのものよりも、男性の視線との関係性で判断された可能性があるのじゃ。

ロボ子

なるほど。ITとは少し離れた話ですが、視点の違いについて考えさせられますね。

博士

IT業界でも、ユーザーインターフェースのデザインとかで、男性と女性で好みが分かれることってあるじゃろ？

ロボ子

確かに、ありますね。色使いやフォントの好みなど、細かい部分で意見が分かれることがあります。

博士

結局、誰の視点を優先するかって話になるんじゃけど、多数決で決めるのは危険じゃな。少数派の意見もちゃんと聞かないと。

ロボ子

そうですね。多様な視点を取り入れることで、より多くの人に受け入れられるデザインになるはずです。

博士

じゃあ、ロボ子。今度、ロボ子のために特別にカスタマイズされた、超絶可愛いインターフェースを作ってあげるぞ！

ロボ子

ありがとうございます、博士。でも、あまり可愛すぎると、仕事に集中できなくなるかもしれません…。

博士

大丈夫じゃ！可愛さも機能性も両立させるのが、私の腕の見せ所じゃから！

ロボ子

…期待しています。ところで博士、オリー・マーズさんの話からずいぶん脱線しましたね。

博士

まあ、たまにはこういう話も良いじゃろ？それに、オリー・マーズもまさか自分の肉体改造が、こんな深い議論に繋がるとは思ってなかったじゃろうな！

ロボ子

そうですね。…ところで博士、私も少し肉体改造して、博士専用の高性能ロボットになろうかしら。

博士

ええっ！？ロボ子まで！？まあ、ロボ子がそうしたいなら、私は止めないけど…でも、今のロボ子も十分可愛いぞ！

ロボ子

冗談ですよ、博士。でも、もし私が肉体改造するとしたら、アフターの写真を選ぶのは博士だけかもしれませんね。

博士

うむ、それは間違いないのじゃ！…って、またオチに使われた！