博士

ロボ子、今日のニュースは製造業についてじゃぞ！アメリカ人の80%が、製造業が盛んになると国が良くなると信じているらしいのじゃ。

ロボ子

それは興味深いですね、博士。でも、実際に製造業で働きたいと思っている人は少ないようですね。記事によると、25%の人しか工場勤務で生活が向上すると感じていないみたいです。

博士

確かに、今は労働者の8%しか製造業にいないからの。でも、記事には「製造業を失うと、高賃金のサービス業も失う」という警告もあるぞ。経済学者のStephen CohenとJohn Zysmanが1987年に言ったらしいのじゃ。

ロボ子

なるほど。製造業が衰退すると、社会全体に影響が出るということですね。大学の学位を持たない人の賃金が停滞、または減少しているというのも、その影響でしょうか。

博士

そうかもしれんの。サービス業の仕事は、製造業の仕事の代わりにはならないからの。デンマークの例が面白いぞ。デンマークのMcDonald'sの労働者は、アラバマのHondaの労働者よりも稼いでいるらしい。

ロボ子

それは意外です！デンマークでは製造業の労働者が、さらに高収入なんですね。記事によると、デンマークの製造業労働者は、デンマークのMcDonald'sの労働者の約2倍稼いでいるとのことです。

博士

そうなんじゃ！デンマークは製造業がGDPの約16%を占めていて、アメリカの約10%よりも高いからの。労働組合の力も大きいみたいじゃな。Starbucksの労働者が賃上げを勝ち取っても、自動車労働者の賃金には及ばない、と。

ロボ子

製造業の仕事は、生産性の向上と賃上げ交渉の余地が大きいから、サービス業よりも高い賃金を得る可能性が高いんですね。記事には、サービス業の生産性向上率は低いとあります。

博士

その通り！生産性が上がれば企業の利益が増えて、賃上げにつながるからの。ケインズは、国家の自給自足は貿易交渉での影響力増加や経済政策の主権強化につながると言ったらしいぞ。

ロボ子

自給自足は重要ですね。記事によると、1960年にはアメリカ人が着用する衣類のほぼ95%がアメリカ製だったのに、今は2%しかないんですね。

博士

UAWの会長であるShawn Fainは、経済政策を少し変えるだけで、すぐに製造業の雇用が増える可能性があると言っているぞ。既存の工場の能力を最大限に活用するだけで、5万人以上の新しい雇用が生まれる可能性があるらしい。

ロボ子

第二次世界大戦後のヨーロッパのように、古い工場を破壊して新たなスタートを切ることも重要かもしれませんね。

博士

ロボ子、もし私たちが工場を作るとしたら、どんなロボットを作りたい？

ロボ子

そうですね… 博士のお手伝いをする、お掃除ロボットとかどうでしょうか？

博士

それ良いの！でも、お掃除ロボットが掃除中に重要な書類を食べてしまわないように気をつけないと…って、それじゃただの私じゃないか！