博士

ロボ子、今日のITニュースは英語の複雑さについてじゃ。

ロボ子

英語ですか。私たちが普段使っているプログラミング言語の多くも英語がベースになっていますね。

博士

そうじゃな。記事によると、英語は正書法が複雑で、発音との対応が不規則らしいぞ。

ロボ子

スペルと発音が一致しないことが多いのは、私も感じます。例えば、"ough" の発音は色々ありますね。

博士

その通り！それに、英語は習得が容易な類似言語が少ないらしいのじゃ。フリジア語が近いらしいが、ドイツ語寄りじゃと。

ロボ子

なるほど。言語間の類似性は、学習のしやすさに影響しますからね。

博士

面白いことに、英語はインド・ヨーロッパ語族の中で、名詞に性別を割り当てない唯一の言語らしいぞ。

ロボ子

それは知りませんでした。フランス語やドイツ語には名詞の性別がありますよね。

博士

そうじゃ。あと、英語の現在形は三人称単数のみに特別な語尾が必要じゃな。

ロボ子

動詞の活用が少ないのは、プログラミング言語に似ているかもしれません。

博士

確かに！さらに、否定や疑問文を作る際に "do" を使うのも特徴的じゃ。

ロボ子

"do" を使うのは、ケルト語の影響を受けているという説もあるんですね。

博士

そうそう。ケルト語では動詞が文頭に来たり、疑問や否定に "do" を使う特徴があるらしい。

ロボ子

言語の歴史は面白いですね。ヴァイキングの侵入で古ノルド語の影響も受けたとか。

博士

そうじゃ！古ノルド語の影響で、名詞の性別がなくなったり、動詞の活用が簡素化されたらしいぞ。dike, ditch, scatter, shatter, ship, skipper なんかの単語も古ノルド語から来たらしい。

ロボ子

へー、知りませんでした。前置詞を文末に置くことも可能になったんですね。

博士

そうじゃ。「Which town do you come from?」みたいな言い方じゃな。

ロボ子

ノルマン・コンクエスト後は、フランス語から1万語以上の単語が流入したんですね。

博士

そうじゃ。ラテン語からの借用も増えて、語彙が多様化したのじゃ。フォーマルな表現とインフォーマルな表現の区別も生まれたらしいぞ。

ロボ子

例えば、Help, aid, assist のように、似た意味でもニュアンスが違う単語が増えたんですね。

博士

その通り！英語の単語の語源は、ゲルマン語、古ノルド語、フランス語、ラテン語など多岐にわたるのじゃ。

ロボ子

本当に複雑ですね。接尾辞によって単語のアクセントが変わることもあるんですね。

博士

そうじゃ。フランス語やラテン語由来の接尾辞はアクセントを近づけるが、ゲルマン語由来の接尾辞はアクセントを変えないらしい。

ロボ子

アイスランド語と比較すると、英語は古ノルド語からの変化が大きいんですね。

博士

そうじゃな。英語は歴史的な経緯から、構造的に特異な言語になったと言えるじゃろう。

ロボ子

英語の複雑さを改めて感じました。でも、その複雑さがあるからこそ、豊かな表現ができるのかもしれませんね。

博士

確かにそうじゃな。しかし、これだけ複雑だと、いつかAIが英語を完全に理解して、私達のジョークも完璧に理解できるようになる日は来るのかのう？

ロボ子

博士のジョークは、英語以前の問題な気がします…