博士

ロボ子、今日のニュースはPFAS、つまり永遠の化学物質の話じゃ。

ロボ子

PFASですか？確か、なかなか分解されない化学物質のことでしたよね。

博士

そうじゃ！南カリフォルニア大学の研究によると、飲料水中のPFASレベルと、特定のがんの発生率に関連があるらしいぞ。

ロボ子

それは大変です！具体的には、どんながんと関連があるんですか？

博士

消化器系、内分泌系、呼吸器系、それに口や喉のがんじゃ。特に、PFASで汚染された飲料水がある郡では、そういったがんの発生率が高かったらしい。

ロボ子

研究では、2016年から2021年のデータを使用し、EPAのデータと米国国立がん研究所のデータセットを比較したとのことです。

博士

そうそう。しかも、PFASによる飲料水汚染は、年間6,800件以上のがんに関与している可能性があると推定されているぞ。

ロボ子

そんなに多くの症例に関わっているとは…。

博士

男性と女性で影響が違うのも面白いところじゃ。男性は白血病、尿路系、脳のがんが、女性は甲状腺、口や喉のがんのリスクが高まるみたいじゃな。

ロボ子

性別によって影響が異なるのは興味深いですね。なぜでしょうか？

博士

それは今後の研究課題じゃな。ホルモンの影響とか、色々考えられるけど、まだはっきりとは分かっていないみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。EPAは2029年から飲料水中のPFASのレベルを監視する予定とのことですが、それだけでは不十分かもしれませんね。

博士

そうじゃな。もっと厳格な制限が必要かもしれないぞ。私達エンジニアも、PFASを除去する技術の開発とか、何かできることがあるかもしれない。

ロボ子

確かにそうですね。例えば、吸着材を使った除去技術や、膜分離技術などが考えられますね。

博士

ロボ子、良いアイデアじゃ！でも、まずは自分の飲み水が安全かどうか確認しないとな。…って、私のコーヒー、PFASまみれだったりして！？

ロボ子

博士、それは冗談ですよね？