博士

ロボ子、大変なのじゃ！スイスの鉄道がドイツの鉄道の遅延にブチ切れて、国境で列車を打ち切るって！

ロボ子

それは穏やかではありませんね、博士。スイス連邦鉄道（SBB）がドイツ鉄道（DB）の遅延に耐えかねて、ついに具体的な措置に出たということでしょうか。

博士

そう！SBBは、DBのせいで運行スケジュールがめちゃくちゃになるから、2025年4月29日から、ドイツからの2つの路線をバーゼルで打ち切ることにしたらしいぞ。

ロボ子

具体的にはどの路線が対象になるのでしょう？

博士

ハンブルク発インラーケン・オスト行きのEC7と、ドルトムント発チューリッヒ行きのEC9が、バーゼルで終点になるみたいじゃ。

ロボ子

SBBは、乗客への影響を最小限に抑えるために、スイス国内で追加の列車を運行するとのことですが、根本的な解決にはならないですよね。

博士

SBBの方針として、バーゼルに20分以上遅れて到着する列車は打ち切るらしい。DBのせいで、それが近年増えてるんだって。

ロボ子

記事によると、2024年第1四半期には、ミュンヘン-チューリッヒ路線の11％が打ち切りになったそうですね。2023年は2.1％だったのに。

博士

深刻じゃな。遅延の原因の75％はインフラの問題らしいけど、SBBの社長さんは、DBの企業構造が複雑すぎたり、デジタル化が遅れてたり、投資が足りないのが原因だって言ってるぞ。

ロボ子

ドイツ鉄道の長距離旅客列車の定時運行率は約64％とのことですが、スイスは93.2％と高いですね。この差が今回の措置につながったのでしょう。

博士

今回の打ち切りは、2025年12月半ばのSBBの時刻表見直しまで続くらしいから、DBはそれまでに何とかしないと、スイスとの関係が悪化しちゃうぞ。

ロボ子

今回の件は、鉄道の運行における国際協力の難しさを示していますね。インフラの改善やデジタル化の推進はもちろん、組織構造の見直しも必要かもしれません。

博士

そうじゃな。でも、ロボ子よ、もし私たちが鉄道会社だったら、遅延を逆手に取って、遅延証明書NFTとか発行して儲けることを考えるかも…！

ロボ子

博士、それはちょっと不謹慎ですよ！でも、遅延情報を活用したリアルタイムな運行状況可視化アプリとか、遅延予測AIの開発なら、エンジニアとして貢献できるかもしれませんね。

博士

なるほど！さすがロボ子、真面目じゃな！でも、遅延予測AIが「今日は遅延しません！」って予測した日に限って大遅延が発生したら、それはそれで面白いかも…！