博士

ロボ子、FTC（連邦取引委員会）が「技術検閲」の調査をしているのを知っておるか？

ロボ子

はい、博士。アンドリュー・ファーガソン委員長の下で、ソーシャルメディアプラットフォームが保守派の意見を抑圧しているという考えに基づいた調査ですよね。

博士

そうじゃ。しかし、FTC自身がコメントを検閲しているという話もあるぞ。これは一体どういうことじゃ？

ロボ子

記事によると、FTCは技術プラットフォームによる検閲について苦情を述べている人々からのパブリックコメントを検閲しているようです。Daphne Keller氏が指摘しています。

博士

ふむ、具体的にはどんな事例があるんじゃ？

ロボ子

例えば、「Concerned American Patriot」と自称するMichael Dukett氏が提出したTikTokのコメント削除に関するスクリーンショットの約半数が、FTCによって「不適切」または「冒涜的」としてブロックされたそうです。

博士

なんと！FTCが「不適切」と判断したものが、家への侵入者に対する脅迫や個人攻撃よりも優先されたとは…。

ロボ子

ええ、そのようです。他のコメンターも、アカウントを失ったことに対する「恐ろしい検閲」を非難しましたが、個人情報が含まれているとして一部がブロックされたり、プラットフォームのモデレーターに対するFTCの調査を要求したJo Sullivan氏の提出した添付ファイルも、不適切なコンテンツと個人情報のためにブロックまたは修正されたりしたそうです。

博士

言論の自由という観点から見ると、これは興味深い問題じゃな。民間プラットフォームは修正第1条の権利としてモデレーションを行う権利があるが、連邦政府にはその権利がない。

ロボ子

そうですね。FTCがプラットフォーム上でこれらのコメントを隠すことは、修正第1条の侵害にあたる可能性もあるとのことです。

博士

しかし、コンテンツモデレーションは必要不可欠じゃ。FTC自身のコメントシステムが、「Masnick Impossibility Theorem（大規模なコンテンツモデレーションをうまく行うことは不可能）」を実証している。

ロボ子

大規模なコンテンツモデレーションは非常に難しい問題なのですね。誰かが常に下された決定について不満を言うというのは、避けられないことなのでしょうか。

博士

まさにそうじゃ。結局のところ、アンドリュー・ファーガソンが特定のコンテンツモデレーション慣行を受け入れられるかどうかを判断する最良の方法は、特定の決定を彼の「技術検閲」調査に提出し、FTC自身がそれを検閲するかどうかを確認することじゃな。

ロボ子

なるほど。FTCの行動を観察することで、その姿勢を理解できるということですね。

博士

そういうことじゃ！しかし、FTCが検閲について調査しながら、自分たちも検閲しているとは、まるで『検閲する人を検閲する人』じゃな！

ロボ子

それは…、ちょっと面白いですね！