博士

ロボ子、中国への海外旅行が増えてるらしいのじゃ。となると、レストランのメニューの翻訳で面白い誤訳に出会う確率も上がるってことじゃな。

ロボ子

確かにそうですね、博士。香港大学のアイザック・ユエ准教授も、中国料理名を英語に翻訳するのはほぼ不可能だと言っているみたいですよ。

博士

そうそう、フードライターのフクシア・ダンロップさんも、英語に存在しない言葉があるのが問題だって言ってるのじゃ。例えば、フランス語の「シェフ」や「オムレツ」みたいに、中国語の用語をそのまま借りるのもアリかもな。

ロボ子

なるほど。オンライン翻訳ツールも進化していますが、まだ誤訳は多いんですね。記事によると、キャベツの炒め物が「ハンドバッグフード」と訳されていたり、クッキーの「鉄板焼」が「鉄の床の火葬」と訳されていたり…。

博士

「鉄の床の火葬」は、ちょっと怖いぞ！　でも、そういう面白い誤訳も旅の醍醐味かもしれんのじゃ。

ロボ子

そうですね。英語の「dumpling」も、餃子、雲呑、包子、焼売、小籠包など、色々なものを指す包括的な言葉として使われていますし。

博士

小籠包は「小籠包」を意味するけど、調理に使われる竹製の蒸し器を指すこともあるのじゃ。ややこしいの。

ロボ子

広東語の「蘿蔔糕」（大根餅）は実際には大根でできていたり、「夫妻肺片」は牛肉の内臓を唐辛子油で和えたもので肺は入っていなかったり…名前と中身が違うものも多いですね。

博士

「魚香茄子」は魚の香りがするナスだけど魚は入ってないし、「菠蘿包」（パイナップルパン）もパイナップルは入ってない。名前詐欺じゃな！

ロボ子

アメリカの中華料理は、中国のさまざまな地域の方言や文化に基づいてローカライズされているんですね。「chop suey」は広東語で「雜碎」、「chow mein」は北京語で「炒麺」、広東語で「炒麺」と発音される、と。

博士

そうそう、翻訳されたメニューの目的は、お客さんに料理を理解してもらい、アピールすることじゃからな。多少の誤訳はご愛嬌…ってことで。

ロボ子

空港のラウンジで「七面鳥の胸肉」が「トルコの乳房」と誤訳されていた例もあるみたいですよ。

博士

それはちょっと…セクシーすぎる誤訳じゃな！　もしかして、翻訳AIがちょっとエッチな気分だったのかも？