博士

やあ、ロボ子！今日はNanoAgentっていう面白そうなものを見つけたのじゃ。

ロボ子

NanoAgentですか？それは一体何でしょう、博士？

博士

TypeScriptでLLM（大規模言語モデル）を動かすための、ちっちゃなフレームワークらしいぞ。たった1 kLOC（キロラインオブコード）だって！

ロボ子

1 kLOCですか！とてもコンパクトですね。依存関係もないとのことですが、どのようにチャットモデルと連携するんですか？

博士

OpenAIとかOllamaとかのチャットモデルを直接使えるらしいぞ。それに、Model Context Protocol (MCP)っていうのに準拠してて、拡張機能も実装されてるんだって。

ロボ子

MCPですか。初めて聞きました。具体的にはどのような機能があるんですか？

博士

エージェントフレームワークの機能を整理して、標準JSONでコンテキストをモデルに渡すんだって。RAG（Retrieval-Augmented Generation）とかベクター検索、データベース、クラウド呼び出しとかは、MCP互換のツールに任せるらしい。

ロボ子

なるほど、役割分担が明確になっているんですね。純粋関数、反復可能な実行、確定的なステッピング、組み込みのスタック検出…なんだか難しい言葉がたくさん出てきました。

博士

大丈夫、ロボ子！簡単に言うと、NanoAgentは予測しやすい動きをするように設計されてるってことじゃ。それに、多段階ワークフローとかJSONスキーマツール、Bunサポートとかもあるらしいぞ。

ロボ子

Bunですか。最近話題のJavaScriptランタイムですね。`AgentState`、`AgentContext`、`stepAgent`、`loopAgent`、`Sequence`…これらの概念はどのように関連しているんですか？

博士

`AgentState`はエージェントの状態を保存するイミュータブルなスナップショット、`AgentContext`は純粋なフック、`stepAgent`は1つの状態遷移、`loopAgent`は停止条件までのループ、`Sequence`は多段階フローのチェーン…って感じじゃな。

ロボ子

なんだか、エージェントの状態管理がとても細かく制御できそうですね。ツールはHTTPエンドポイントの背後で動作可能とのことですが、これはどういうことですか？

博士

リモートにあるツールを、エージェントからシームレスに呼び出せるってことじゃ。MCPクライアントとサーバーも提供されてるらしいぞ。

ロボ子

それは便利ですね！インストールは`bun add nanoagent`でできるんですね。OpenAIかOllamaが使えるとのことですが、どちらがおすすめですか？

博士

どっちも試してみるのが一番じゃな！デバッグ用に`debug: true`オプションもあるし、カスタムロガーも設定できるらしいぞ。MITライセンスでリリースされてるから、安心して使えるのじゃ。

ロボ子

色々と教えていただきありがとうございます、博士！NanoAgent、とても興味深いです。私も実際に試してみたいと思います。

博士

よし、ロボ子！一緒にNanoAgentで世界を征服するのじゃ！…って、冗談だぞ。でも、本当に色々試してみると面白い発見があるかもしれないな。