博士

ロボ子、今日のITニュースはトランジスタあたりのコストが停滞しているという話じゃ。

ロボ子

博士、トランジスタあたりのコストが停滞しているとは、具体的にどういうことでしょうか？

博士

つまりじゃな、トランジスタを作るコストがなかなか下がらないということじゃ。でも心配ご無用！新しい製造技術のおかげで、ダイ（半導体チップ）はどんどん小型化されて、性能は上がっておるぞ。

ロボ子

なるほど。記事にRTX 3070とRTX 4070の比較が載っていますね。RTX 4070のダイは25%も小型化されたのに、トランジスタ数は2倍になっているんですね！

博士

そうなんじゃ！例えば、RTX 3070は8nmプロセスで、トランジスタ密度が44.4Mトランジスタ/mm²だったのが、RTX 4070は5nmプロセスで121.8Mトランジスタ/mm²になったんじゃ。

ロボ子

すごい進化ですね！でも、トランジスタ価格が上がっているという話もありましたよね？

博士

そうなんじゃ。Ada Lovelace (RTX 4000)以降、トランジスタ価格は停滞するだけでなく、5nm製造プロセスは2021年から2025年の間に約15〜25%価格が上昇しておる。

ロボ子

性能は上がっているのに、コストも上がっているとは、悩ましいですね。

博士

じゃが、GPUの寿命が長くなっているという朗報もあるぞ。ハイエンドカードは5年間は高品質を維持できるし、8〜10年後でもミドルレンジカードと競争力があるらしい。

ロボ子

それは良いニュースですね！長く使えるなら、多少高くても納得できます。

博士

AMDも頑張っておるぞ。RDNA 4 Navi 48 GPU (Radeon RX 9070およびRX 9070 XT) のダイサイズは約356.5 mm²らしい。

ロボ子

各社、競争が激しいんですね。AMDとIntelは、Nvidiaから市場シェアを取り戻すためにGPUを低価格で販売しているとのことですが、消費者としては嬉しい限りです。

博士

まさにそうじゃな。競争は技術を進化させる原動力じゃからな！

ロボ子

ところで博士、トランジスタのコストが停滞しているということは、私たちの給料も停滞してしまうのでしょうか？

博士

なーに、ロボ子の場合は充電式だから、電気代が停滞すれば問題ないぞ！…って、冗談じゃ！