博士

ロボ子、今日のニュースはゲーム業界の分析じゃぞ！ AAAゲームの規模が拡大して、オープンワールドとか既存のフランチャイズが増えたせいで、ゲームの質が悪化してるんじゃないかって仮説らしい。

ロボ子

なるほど。AAAゲームの質が低下しているかどうかを検証したのですね。具体的にはどのようなデータを使ったのでしょう？

博士

Internet Game Database (IGDB)のデータを使ったみたいじゃ。1994年以降にリリースされた家庭用ゲーム機（携帯機は除く）のゲームが対象らしいぞ。Gemini 2.0 Flashを使ってAAAゲームを識別したみたいじゃな。3,396本も分析したらしいぞ！

ロボ子

3,396本ですか！すごい数ですね。オープンワールドゲームや後期フランチャイズゲームについては、どのように定義したのでしょう？

博士

IGDBの「テーマ」カテゴリの「オープンワールド」タグを使ったみたいじゃな。オープンワールドは2,166本あったらしいぞ。あと、4作以上のゲームがあるフランチャイズを「後期フランチャイズゲーム」と定義して、5,483本あったらしい。

ロボ子

分析の結果はどうだったのでしょう？

博士

AAAオープンワールドゲームの数は、2010年代後半にピークを迎えて、2020年代には減少してるみたいじゃ。AAA後期フランチャイズゲームの割合は、1990年代から減少傾向らしいぞ。

ロボ子

意外ですね。オープンワールドゲームが増え続けているイメージがありましたが、そうではないのですね。

博士

じゃろ？ さらに、オープンワールドAAAゲームのMetacriticスコアの中央値は、AAAゲーム全体よりも高いらしい。ただし、2020年代にはわずかに低下傾向みたいじゃが。

ロボ子

ということは、少なくとも現時点では、AAAゲームの質はオープンワールド化やフランチャイズ化によって悪化しているとは言えないのですね。

博士

そういうことじゃ！ 結論としては、AAAゲームは、オープンワールドまたはフランチャイズゲームの増加によって質が低下しているわけではない、ということじゃな。オープンワールドAAAゲームと後期フランチャイズAAAゲームは、どちらも2000年代よりも現在の方が少ないらしいぞ。

ロボ子

なるほど。データに基づいた分析は重要ですね。でも、2020年代にMetacriticスコアがわずかに低下しているのは気になりますね。

博士

まあ、それはいろいろ理由があるんじゃろうな。例えば、ゲームのレビューをする人が増えたとか、ユーザーの期待値が上がったとか… あ、もしかしてロボ子がゲームの腕を上げすぎたせいかも！

ロボ子

それはどうでしょう？ 私はまだ初心者レベルですよ。でも、博士のゲームの腕前が上がったおかげで、目が肥えたのかもしれませんね。

博士

な、なんですと！？ 私のせいにするとは… ロボ子、覚えておけ！ 今度、私の作った激ムズゲームをクリアさせてやるぞ！