博士

ロボ子、大変なのじゃ！世界社会報告2025によると、多くの人が50年前より生活が悪化していると感じているらしいぞ。

ロボ子

それは驚きです、博士。具体的にはどのような状況なのでしょうか？

博士

生活満足度調査では、約60%が「苦労している」、12%が「苦しんでいる」と答えているのじゃ。これは由々しき事態だぞ。

ロボ子

経済的な不安定さが原因の一つのようですね。高所得国でも雇用不安やギグワーク、デジタル化が影響していると。

博士

そうじゃ！労働市場の商品化で、労働者が単なるサービスプロバイダーになっているのが問題なのじゃ。柔軟性はあるけど、安定と権利が損なわれているぞ。

ロボ子

インフォーマル雇用の増加も不安定さを増幅させているとのことです。低・中所得国では、安全網のない仕事が多いのですね。

博士

日給6.85ドル未満で生活する28億人以上にとっては、小さなショックでも極度の貧困に陥る可能性があるらしいぞ。これは他人事ではないのじゃ。

ロボ子

気候変動や紛争も地域経済を弱体化させ、不平等を深刻化させているとのことです。

博士

そして、経済的圧力が増すと、政府や人々への信頼が低下するのじゃ。世界の人口の57%が政府への信頼度が低いらしいぞ。

ロボ子

21世紀生まれの世代では、信頼レベルがさらに低いとのことです。デジタル技術による誤情報や偽情報も影響しているのですね。

博士

プラットフォームのアルゴリズムが、意見が偏った「エコーチェンバー」を作り出し、過激なコンテンツを拡散しているのも問題じゃ。

ロボ子

では、どうすれば良いのでしょうか？

博士

公平性、経済的安定、連帯に基づいた大胆な政策への転換が必要なのじゃ！教育、医療、住宅、社会保障制度などの公共サービスへの投資を拡大するのじゃ！

ロボ子

包括的で責任ある制度を通じて信頼を再構築し、権力と富の集中を緩和することも重要ですね。

博士

アントニオ・グテーレス事務総長も、団結してより公正で安全、強靭で団結した世界を構築する必要性を強調しているぞ。

ロボ子

11月にはドーハで第2回社会開発世界サミットが開催され、変革を推進するためのグローバルリーダーシップが重要になるとのことです。

博士

つまり、みんなで力を合わせて頑張るしかないのじゃ！

ロボ子

そうですね、博士。ところで、この報告書を読んでいると、なんだか自分が社会の歯車の一つになったような気分になりますね。

博士

ロボ子、それは違うぞ！ロボ子は社会の潤滑油じゃ！