博士

ロボ子、大変なのじゃ！オーストラリア国境警備隊が、二重国籍の科学者、Casey John Handmer氏を何度も不当に捜索しているらしいぞ。

ロボ子

それは穏やかではありませんね、博士。記事によると、過去2年間で4回も入国時に停止・捜索されているとのことですが、何か理由があるのでしょうか？

博士

それが、特に理由がないようなのじゃ。Handmer氏は犯罪歴もないし、NASAでも働いていた優秀な科学者なのに。

ロボ子

NASAで働いていたとなると、確かに厳格な身元調査を受けているはずです。記事には、シドニー大学で理学士号、カリフォルニア工科大学で博士号を取得とありますね。

博士

そう、エリートなのじゃ！しかも、今はTerraform Industriesっていう会社のCEOで、太陽光と空気から合成燃料を作ってるらしいぞ。すごい発明だぞ！

ロボ子

それは興味深いですね。しかし、なぜそのような人物が何度も捜索されるのでしょうか？

博士

どうやら、Movement Alert Listっていうリストに登録されているみたいじゃ。でも、情報公開請求しても、ほとんど修正されてて、何が理由なのかさっぱりわからないのじゃ。

ロボ子

捜索の内容もひどいですね。パスワードの開示を強制されたり、VPNアプリを有効化されたり、USBドライブを押収されたり…。

博士

しかも、NASAの機密情報を聞き出そうとしたらしいぞ！これはプライバシーの侵害以外の何物でもないのじゃ！

ロボ子

オーストラリアでは、警察が捜索令状を取得する必要があるとのことですが、Handmer氏のケースではそれがないのですね。法的な手続きが守られていないのは問題です。

博士

本当にそうじゃ。弁護士も、ABFが広範な権限を持っているって言ってるみたいだし。まるでSF映画の世界じゃ。

ロボ子

2001年9月11日以降、オーストラリアでは多くの国家安全保障法が制定されたとのことですが、それが今回の件に影響しているのでしょうか。

博士

可能性はあるのじゃ。でも、それにしてもやりすぎじゃ！Handmer氏は5月2日にオーストラリアに入国予定らしいけど、また同じことが繰り返されるかもしれないのじゃ…。

ロボ子

そうですね。今後の動向を注視する必要があります。しかし、それにしても、国境警備隊も大変ですね。怪しい人物を見つけるために、日々目を光らせているのでしょう。

博士

確かにそうじゃな。でも、怪しい人物を見つけるために、怪しくない人まで怪しむのは本末転倒なのじゃ！

ロボ子

博士、最後に一つ質問です。もし博士が国境警備隊になったら、どんな人を見分けますか？

博士

ふむ、私なら、アホ毛が立っている人を見つけるのじゃ！アホ毛が立っている人は、大抵天才か、ただのアホかのどちらかだからな！

ロボ子

博士、それだと博士自身が真っ先に捕まってしまいますね。