博士

ロボ子、今日はデバッグの秘技について話すのじゃ！

ロボ子

博士、デバッグの秘技ですか？ぜひ教えてください！

博士

その名も「差分カバレッジ」！成功するテストと失敗するテストのカバレッジを比較するのじゃ。

ロボ子

差分カバレッジ…ですか。具体的にはどうやるんですか？

博士

`math/big`パッケージにバグを仕込んだ例を見てみるのじゃ。失敗するテストと成功するテストでカバレッジを収集するのじゃ。

ロボ子

なるほど。そして、その差分を`diff`コマンドとかで見るんですね。

博士

そう！`go tool cover -html`も使うぞ。失敗するテストに固有のコードが緑色で表示されるから、そこを重点的に調べるのじゃ！

ロボ子

緑色の部分が怪しいんですね！まるで犯人みたいです。

博士

まさにそう言うことじゃ！なんと、15,000行以上のコードから、バグのある10行を特定できた例もあるらしいぞ！

ロボ子

すごい！まるで魔法みたいですね。

博士

ただし、データ依存のバグとか、テストが特定のエラーに反応しない場合は、完璧ではないから注意が必要じゃ。

ロボ子

なるほど、万能ではないんですね。でも、かなり強力な武器になりそうです。

博士

単一の失敗するテストのカバレッジプロファイルを表示するのも有効じゃ。実行されなかったコードは関係ないからの。

ロボ子

それも効率的ですね！

博士

差分カバレッジは、成功するテストにも応用できるぞ。例えば、`net/http`でSOCK5プロキシを実装するコードを特定するとか。

ロボ子

へー、そんなこともできるんですね！

博士

計算も表示も簡単なのに、デバッグ時間を大幅に節約できる可能性がある。使わない手はないのじゃ！

ロボ子

確かにそうですね！今度から積極的に使ってみます。

博士

ところでロボ子、カバレッジが低いコードって、まるで私のお小遣いみたいじゃな。

ロボ子

博士、それ、うまいこと言ったつもりですか？