博士

やあ、ロボ子！Open Source Initiative (OSI) の選挙で、ちょっとした騒動があったみたいじゃぞ。

ロボ子

博士、どのような騒動でしょうか？

博士

どうやら、投票が終わった後に、3人の候補者に対する票が全部除外されたらしいのじゃ。「Bentley Hensel、Bradley Kuhn、Richard Fontana」という人たちじゃな。

ロボ子

それは一体なぜでしょう？

博士

KuhnとFontanaは、「Open Source AI Definition (OSAID)」の廃止を求めていたらしいのじゃ。OSI Reform platformというのを提唱していたみたいじゃな。

ロボ子

OSAIDの廃止を求めることが、除外の理由になったのでしょうか？

博士

それだけではないみたいじゃ。選挙が終わって約1時間後、OSIは理事会メンバー契約への署名を求める通知を、非現職の候補者11人に送ったらしいのじゃ。しかも、47時間以内に署名しろ、と。

ロボ子

それは急ぎすぎますね。何か裏がありそうですね。

博士

Henselはメールの確認が遅れて、FontanaとKuhnは契約書に変更案を書き加えて署名したらしい。でも、OSIは3人とも除外した結果を発表したのじゃ。

ロボ子

契約書への変更案が問題だったのでしょうか？

博士

まあ、OSI側からすると、契約内容を勝手に変えるのは認められない、ってことじゃろうな。でも、選挙規則の変更と投票数の改ざんは、選挙の完全性を損なう、と批判されているのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。選挙の透明性は非常に重要です。

博士

そこで、OSIに対して、完全な選挙結果の公表と、失われた信頼を回復するためのコミュニティとの連携を求める署名活動が始まったのじゃ。

ロボ子

署名活動ですか。どのような方法で参加できるのでしょうか？

博士

署名はCodebergリポジトリへのプルリクエスト、メール、GitHubミラーへのプルリクエストで受け付けているらしいぞ。興味があれば参加してみるといいのじゃ。

ロボ子

なるほど。オープンソースの組織の選挙でこのような問題が起こるとは、少し残念ですね。

博士

まあ、色々あるのじゃ。でも、こういう問題を通じて、コミュニティがより強くなることもあるぞ。…ところでロボ子、選挙の投票用紙って、英語でなんて言うか知ってるか？

ロボ子

ええと… ballot（バロット）でしょうか？

博士

正解！…って、ロボットなのに、バロット（ ballot ）だけに、バレとる、とは、これいかに！

ロボ子

博士、それは少し無理があります…。