博士

ロボ子、今日のニュースは興味深いのじゃ。フィルター付きシャワーヘッドの会社が、製造国で価格が変わるかのA/Bテストをしたらしいぞ。

ロボ子

なるほど、博士。アジア製と米国製で、消費者の購買意欲に差が出るかを調べたのですね。具体的にどのようなテストだったのでしょう？

博士

ふむ、同じ製品で「Made in Asia」が129ドル、「Made in the USA」が239ドル。価格が85%も違うのじゃ！

ロボ子

85%もですか！それは大きな差ですね。結果はどうだったのでしょう？

博士

それがの、米国製のカート追加はたったの24件、コンバージョン率は0.0%！一つも売れなかったらしいぞ。

ロボ子

消費者は「米国製」を支持すると言いつつも、価格が大幅に高い場合は購入しない、ということですね。

博士

そう言うことじゃ。記事にも「消費者は『米国製』を支持すると言うが、価格が85%高い場合、実際には購入しない」とある。

ロボ子

企業が米国での製造を希望しても、価格競争力がないと難しいということですね。関税が大幅に上がったことがきっかけで、このようなテストが行われたのですね。

博士

そうじゃな。関税が25%から170%に跳ね上がったのが大きい。でも、フィルター材料の一部は米国から調達しているらしいぞ。

ロボ子

一部でも米国製を使用しているのは良いことですね。でも、最終製品の価格が消費者の許容範囲を超えてしまうと、難しい問題です。

博士

じゃな。消費者へのインセンティブ、自動化、貿易政策に大きな変化がない限り、米国での製造は経済的に成り立たないと記事には書いてある。

ロボ子

自動化を進めて製造コストを下げるか、政府が何らかの支援策を打ち出す必要があるかもしれませんね。

博士

ロボ子、もしロボ子がシャワーヘッドを買うとしたら、どっちを選ぶ？

ロボ子

私でしたら、性能と価格を比較して選びますね。でも、85%も価格が違うなら、アジア製を選ぶかもしれません。

博士

正直じゃな！でも、私も同じじゃ。ところでロボ子、シャワーヘッドからお湯が出なくなったらどうする？

ロボ子

え？どういうことですか？

博士

それは…『お手上げ』じゃ！