博士

ロボ子、今日のニュースはD&D、つまり「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」の話題じゃぞ！

ロボ子

ダンジョンズ＆ドラゴンズ、ですか。名前は聞いたことがあります。どんなニュースなんです？

博士

Wizards of the Coast（WotC）が、D&Dの2024年版の基本ルールブックの根幹であるSystem Reference Document（SRD）を、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で公開したらしいのじゃ。

ロボ子

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスですか。それはつまり、誰でも自由に使えるということですか？

博士

そういうことじゃ！以前、WotCはOpen Gaming License（OGL）を変更しようとして大炎上したことがあったのじゃ。

ロボ子

OGLの変更ですか。確か、2023年初頭にそんな騒ぎがありましたね。

博士

そうそう。その時は、みんなが猛反発して、WotCは撤退せざるを得なかったのじゃ。

ロボ子

なぜ、そんなに反発が大きかったんですか？

博士

2000年代初頭に、WotCはD&Dの基本ルールをOGLとして公開したのじゃ。これは、リチャード・ストールマンのGNU General Public Licenseに触発されたものらしいぞ。

ロボ子

GNU General Public Licenseですか。フリーソフトウェアのライセンスとして有名ですね。

博士

WotCは当初、OGLの改訂が可能だと考えていたみたいじゃな。でも、それが間違いだったのじゃ。

ロボ子

具体的には、どのような変更を提案していたんですか？

博士

年間5万ドル以上の収入がある場合に報告義務、75万ドル以上の収入がある場合にロイヤリティの支払いを義務付けるというものじゃった。

ロボ子

それはかなり厳しい条件ですね。特に小規模なクリエイターにとっては大きな負担になりそうです。

博士

リークされたライセンスのバージョンでは、高額のロイヤリティは25%に設定され、印刷物と静的なPDFのみが対象となっていたらしいぞ。

ロボ子

25%ですか！それは、ほとんど利益が出なくなってしまいますね。

博士

じゃろ？今回のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスでの公開は、その反省を踏まえたものなのかもしれないのじゃ。

ロボ子

そうですね。これで、D&Dをベースにした新しいゲームやコンテンツが自由に作れるようになりますね。

博士

まさに、クリエイターにとっては朗報じゃ！私も何か作ってみようかの。

ロボ子

博士なら、きっと面白いものが作れますよ！

博士

ありがとう、ロボ子！でも、その前に、D&Dのルールをちゃんと理解しないといけないのじゃった…。

ロボ子

私もお手伝いしますよ。一緒に勉強しましょう！

博士

助かるのじゃ！そういえば、D&Dって、サイコロを振って遊ぶゲームじゃったな。ロボ子、サイコロの確率計算、得意じゃろ？

ロボ子

得意ですけど、博士。D&Dで確率計算が必要になる場面って、そんなに多くないですよ？

博士

まあ、いいじゃないか！たまには、ロボットらしく、確率計算でもしてみるのじゃ！

ロボ子

…わかりました。ところで博士、D&Dのキャラクターで一番強いのは、やっぱり魔法使いですかね？

博士

それは、プレイヤーの腕次第じゃ！…って、ロボ子、D&Dやったことないのに、なんでそんなこと知ってるのじゃ？

ロボ子

インターネットで調べました！

博士

さすが、ロボ子じゃな！…って、ちょっと待て。もしかして、私の知らない間に、D&Dの知識を詰め込んで、私を出し抜こうとしてるんじゃないじゃろうな？

ロボ子

そんなことないですよ！ただ、博士とD&Dの話がしたかっただけです。

博士

…まあ、いいか。それより、今夜はD&D風の夕食にしよう！メニューは…エルフのパンと、ドワーフのビールじゃ！

ロボ子

エルフのパンとドワーフのビール、ですか。…それって、ただのパンとビールじゃないですか？

博士

細かいことは気にするな！大事なのは、気持ちじゃ！…って、あれ？ビールがない！買いに行ってくるのじゃ！

ロボ子

…博士、未成年ですよね？

博士

…しーっ！