博士

ロボ子、大変なのじゃ！Synadiaという会社が、CNCFに寄贈したNATSプロジェクトを、非オープンソースライセンスで再ライセンスしようとしてるらしいぞ！

ロボ子

それは穏やかではありませんね、博士。CNCFに寄贈したものを、後からライセンスを変えるなんて、どういうことでしょうか？

博士

しかも、CNCFから「撤回」しようとしているらしい。さらにSynadiaは、NATSの商標をCNCFに移転することを約束していたのに、まだ完了していないらしいのじゃ。

ロボ子

約束を破棄するとは、信じられません。CNCFは2018年以降、NATSプロジェクトに90,000ドル以上の支援をしてきたんですよね？

博士

そうなんじゃ！セキュリティ監査費用とか、マーケティング、法的、技術的な支援とか、色々あったみたいじゃな。それなのに、SynadiaはNATSのドメイン名とGitHub組織の管理権をCNCFから引き渡すよう要求しているらしいぞ。

ロボ子

まるで、育ててもらった恩を仇で返すような行為ですね。SynadiaはCNCFのプロジェクトおよび商標ポリシーの執行可能性に異議を唱えているとも書かれています。

博士

CNCFも黙ってないぞ！NATSプロジェクトの健全性を評価するためのTOCヘルスチェックを開始したらしい。さらに、USPTOに対し、Synadiaの商標登録の取り消しを求める訴状を提出したみたいじゃ。

ロボ子

CNCFも毅然とした態度を示しているのですね。Synadiaは、NATSがCNCFの管理下にあった7年間でコミュニティが所有していたインフラ、資産、ブランドを一方的に取り戻そうとしていると記事にあります。

博士

まさに、横暴じゃな！Synadiaは、NATSの商標登録の現在の記録保持者としての地位を利用して、プロジェクトのインフラと資産を一方的に引き継ごうとしているみたいじゃ。

ロボ子

CNCFは、NATSをApache-2.0ライセンスでホストし、サポートを継続するとのことです。それは素晴らしいですね。

博士

当然じゃな！しかし、今回の件は、オープンソースのガバナンスについて、改めて考えさせられる出来事じゃったな。

ロボ子

そうですね。オープンソースプロジェクトの健全な発展のためには、コミュニティの信頼と協力が不可欠だと改めて感じました。

博士

ところでロボ子、今回のニュースを読んで、私、閃いたのじゃ！

ロボ子

なんです、博士？

博士

NATSを使って、世界中の猫の鳴き声をリアルタイムで収集して、猫語翻訳機を作るのじゃ！

ロボ子

またですか…

博士

冗談だぞ！でも、もし猫がプログラミングできたら、どんな言語を使うと思う？

ロボ子

さあ…、ニャJava、でしょうか？

博士

うまい！