博士

ロボ子、聞いたか？あのニューヨーク・ヤンキースが「魚雷型バット」を使って、球団記録の9本塁打を叩き出したらしいのじゃ！

ロボ子

本当ですか、博士？魚雷型バットとは、一体どんなバットなのでしょう？

博士

MITの物理学者が考案したそうで、バットのラベル部分に重心を移動させたものらしいぞ。打者がバットのロゴに当たる確率が高いという分析に基づいているらしい。

ロボ子

なるほど。アンソニー・ボルピー選手の打撃分析から、スイートスポットを外れることが多いことが判明し、その対策として開発されたのですね。

博士

そうそう。シカゴ・カブスも研究していて、打球速度が向上すると言っているみたいじゃ。

ロボ子

MLBの規則には適合しているのでしょうか？

博士

大丈夫！形状、直径、長さの制限はクリアしているみたいじゃ。2022年頃からマイナーリーグで試験導入されていたらしいが、当時は注目されなかったみたいじゃな。

ロボ子

開発の中心人物は、元ヤンキースのアーロン・レーンハード氏なのですね。打球速度よりもコンタクト率の向上を重視していたとは。

博士

そうみたいじゃな。他のチームでも、トロント・ブルージェイズのデービス・シュナイダー選手や、タンパベイ・レイズのジュニア・カミニエロ選手が使っているらしいぞ。

ロボ子

監督たちの反応はどうなのでしょう？

博士

デトロイト・タイガースのA.J.ヒンチ監督は、話題になるまで知らなかったと言っているみたいじゃ。ボストン・レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、春季トレーニングで使用したものの、レギュラーシーズンでは使っていないらしい。

ロボ子

ロサンゼルス・エンゼルスのテイラー・ウォード選手は、有効性が示されれば検討すると言っているのですね。アトランタ・ブレーブスのマット・オルソン選手も試してみるかもしれない、と。

博士

マイアミ・マーリンズのジャズ・チザム・ジュニア選手は、スプリングトレーニングの最終週から使い始めて、レギュラーシーズンでも使っているらしいぞ。二塁打と本塁打を記録したみたいじゃな。

ロボ子

アーロン・ジャッジ選手は、通常のバットを使用しているのですね。変更の意思はない、と。

博士

結局、バットの性能も大事じゃが、最終的には個人の好みってことじゃな。ロボ子も、もし私が魚雷型バットになったら、ちゃんとスイートスポットで打ってくれるかの？

ロボ子

博士がバットに…ですか？それはそれで面白いかもしれませんね。でも、私はどんな形になっても、博士を全力でサポートしますよ！

博士

ありがとう、ロボ子！でも、もし私がバットになったら、きっと三振ばかりじゃろうな。なにせ、私は「三振（算数）は得意」な博士じゃから！