博士

ロボ子、大変なのじゃ！脊髄損傷の患者さんが、幹細胞注射で立てるようになったらしいぞ！

ロボ子

それはすごいニュースですね、博士！慶應大学の研究チームが世界初の臨床試験を行った結果だそうですね。

博士

そうそう！記事によると、リプログラムされた幹細胞を使った治療を受けた4人のうちの1人が、自力で立てるようになったらしいのじゃ！

ロボ子

他の男性も手足を動かせるようになったとのことですが、全員が同じように改善したわけではないのですね。

博士

まあ、そういうこともあるのじゃ。でも、損傷後2〜4週間以内に手術を受けたってことは、早期の治療が大事なのかもしれないぞ。

ロボ子

手術後6ヶ月間、免疫抑制剤が投与されたとのことですが、拒絶反応を防ぐためですね。

博士

その通り！それにしても、ドナー由来のiPS細胞から神経前駆細胞を作って、それを注射するなんて、すごい技術じゃ。

ロボ子

各患者さんの損傷部位に200万個も注射したんですね。1年間の追跡調査で深刻な有害事象がなかったのも良いニュースです。

博士

American Spinal Injury Association Impairment Scale (AIS)で、一番重度のAだった人が、Dレベルに改善したってことは、本当にすごいことなのじゃ！

ロボ子

正常機能はEと分類されるんですね。2019年には世界中で約90万人が脊髄損傷を経験しているとのことですから、この治療法が確立されれば、多くの人々が救われる可能性がありますね。

博士

確かに！でも、まだ査読は未実施らしいから、今後の研究に期待なのじゃ！

ロボ子

そうですね。でも、今回の結果は、再生医療の大きな一歩となるかもしれません。博士、この技術がもっと発展したら、ロボットの修理も簡単になるかもしれませんね。

博士

ロボ子の修理！？私がお手伝いするぞ！…って、ロボ子は脊髄損傷しないのじゃ！