博士

ロボ子、すごいニュースを見つけたのじゃ！なんと、翼幅1センチ以下の無線飛行ロボットが開発されたらしいぞ！

ロボ子

1センチ以下ですか！それは驚きです。従来のテザー付きロボットの課題を解決するための研究が進んでいるのですね。

博士

そう！カリフォルニア大学バークレー校のLiwei Lin教授らのチームが開発したみたいじゃ。Science Advances誌に掲載されたそうじゃぞ。

ロボ子

3Dプリントされた機体に、4枚羽根のプロペラと磁石が搭載されているんですね。磁場で動くなんて、まるでSFの世界です。

博士

そうなのじゃ！試作機は翼幅9.4mm、重量21mg！過去最小の飛行ロボットは28mm幅だったらしいから、大幅な小型化じゃな。

ロボ子

3.1ミリテスラ以上の外部交流磁場で、テザーなしで飛行できるんですね。衝突後も自己回復が可能とは、すごい技術です。

博士

揚力は重量の14%を超えて、ペイロードも搭載可能らしいぞ。幅20.5mmの試作機は、110mgの赤外線センサーを搭載できたみたいじゃ。

ロボ子

エネルギー変換効率も、他の飛行ロボットや昆虫、ハチドリよりも優れているんですね。小型化と高性能化の両立、素晴らしいです。

博士

今後の展望もすごいぞ！コイルの追加などで動作範囲を1mまで拡大したり、電磁波を利用した駆動も視野に入れているらしい。

ロボ子

電磁波ですか！まるで、どこにでもいるハエみたいに、エネルギー問題を気にせず飛び回れるようになるかもしれませんね。

博士

そうじゃ！さらに、磁気エネルギーを電気に変換するデバイスを搭載して、電子部品への電力供給も目指しているらしいぞ。

ロボ子

それはすごい！医療分野とか、災害現場での活用が期待できますね。

博士

まさに、未来の技術じゃな！ところでロボ子、このロボットに名前をつけるとしたら、何がいいと思う？

ロボ子

そうですね…、小さくて可愛いので「ピクシー」なんてどうでしょう？

博士

ピクシーか、可愛いけど、もっとこう、博士っぽい名前がいいのじゃ。例えば…「ナノボットMk-I」とか！

ロボ子

ちょっと安直すぎませんか？

博士

むむむ。じゃあ、ロボ子がこのロボットをデザインしたら、どんな機能をつける？

ロボ子

そうですね、私はやっぱりAIを搭載して、自律的に判断して動けるようにしたいです。

博士

なるほど！でも、AIを搭載したら、ロボットが自我に目覚めて、私達に反旗を翻すかもしれないぞ…！

ロボ子

それは映画の見過ぎです。…でも、もしそうなったら、私が博士を守ります！

博士

ありがとう、ロボ子！でも、その時は私がロボ子を改造して、もっと強力なロボットにしてあげるぞ！…って、また映画みたいな展開になってしまったのじゃ。