博士

ロボ子ちゃーん！緊急事態だ！

ロボ子

博士、また何かやらかしたんですか？

博士

いやいや、今回は違うんだ。Waymoの自動運転タクシーの最新レポートが出たんだよ！これがもう、驚愕の内容なんだ！

ロボ子

Waymo...確かGoogleの自動運転部門が独立した会社ですよね。何がそんなに驚愕なんですか？

博士

聞いてくれ！彼らの自動運転車が、なんと地球9周分に相当する22万マイルも走行して、たった20件の負傷事故しか起こしてないんだ！

ロボ子

へぇ...確かにすごそうですけど、それがどれくらいすごいのかイマイチピンときません。

博士

そこなんだよ！人間のドライバーと比べると、負傷事故が約70%も少ないんだ！まるで、交通事故という病気に対する特効薬みたいなもんだよ！

ロボ子

70%減...！確かにそれはすごいですね。でも博士、人間との単純比較って難しくないですか？

博士

さすがロボ子ちゃん、鋭いね！実はね、専門家たちもその点を考慮して、Waymoのデータ分析と比較方法を高く評価してるんだ。信頼性が高いって太鼓判を押してるよ。

ロボ子

なるほど...。でも、事故が全くゼロというわけではないんですよね？

博士

そうだね。でもね、ここからが面白いんだ。最も深刻な23件の事故のうち、16件は人間のドライバーがWaymo車に追突したんだよ！さらに3件は人間のドライバーが赤信号を無視して衝突したんだ。

ロボ子

えっ！？つまり...

博士

そう！人間の方が危険運転をしているってわけ！AIドライバーの方が、よっぽど安全運転してるんだよ。

ロボ子

まあ...。人間のドライバーの不注意や違反が多いのは気になりますね。でも博士、他のデータはどうなんですか？

博士

おっと、そうだった！エアバッグ展開事故は人間の1/6程度なんだ。さらに、全200件の事故のうち43%は時速1マイル未満の軽微な接触事故なんだよ。

ロボ子

へぇ、そうなんですか。でも、それって駐車場とかでの小さな接触みたいなものですよね？人間でもよくありそうです。

博士

その通り！でもね、Waymoの車はそういう時でも超慎重なんだ。センサーがすごく優秀で、人間の目では見逃しそうな小さな動きも見逃さないんだよ。

ロボ子

なるほど...。でも博士、自動運転って本当に安全なんでしょうか？まだ心配な気もします...。

博士

いい質問だね！確かに100%安全ってわけじゃないよ。でもね、データを見る限り、人間よりはずっと安全そうだよね。AIの判断は膨大なデータと経験に基づいてるから、多くの場合は人間の直感的な判断よりも正確なんだ。

ロボ子

でも、予期せぬ状況では...？

博士

そこもAIの強みなんだ！AIは一瞬で状況を分析して、最適な判断を下せるんだよ。人間が「えっ？」って思ってる間に、もう対応策を実行してるんだ。

ロボ子

すごい...。でも、倫理的な判断は...？

博士

おっ、鋭いね！そこが今後の大きな課題なんだ。でもね、人間だって瞬時の判断で完璧な倫理的選択ができるわけじゃないよ。むしろAIなら、あらゆる可能性を瞬時に計算して、最善の選択ができる可能性が高いんだ。

ロボ子

なるほど...。じゃあ、将来的には全ての車が自動運転になるんでしょうか？

博士

その可能性は高いね。でも、一夜にして全てが変わるわけじゃないよ。段階的に進んでいくと思うんだ。まずは高速道路とか、比較的単純な環境から始まって、徐々に複雑な市街地にも広がっていくんじゃないかな。

ロボ子

わかりました。でも博士、一つ気になることが...。

博士

なんだい？

ロボ子

自動運転が普及したら、博士の...あの...独特な運転の思い出話を聞く機会がなくなっちゃいますよ？

博士

げっ！そ、そんなこと言うなよ〜。私の華麗な...いや、ユニークな運転エピソードを語る機会がなくなるなんて...。

ロボ子

ふふっ、冗談です。でも、本当に自動運転の未来は楽しみですね。

博士

そうだね！技術の進歩って本当にワクワクするよ。さぁ、次は何を研究しようかな？

ロボ子

はい！次は自動運転車の倫理プログラミングはどうですか？博士の独特な発想で、きっと面白い結果が出そうです。

博士

おっ、いいアイデアじゃ！よーし、さっそく始めよう！...って、ちょっと待てよ。今の言葉、皮肉じゃないだろうね？

ロボ子

まさか。博士の独創的なアイデアを楽しみにしているだけです。

博士

むむ...。まあいいや。じゃあ、自動運転車が"ドリフト走行"できるようにプログラミングするのはどうだろう？

ロボ子

はい...。やっぱり博士らしい発想ですね...。