2025/11/16 17:59 The Great Compression

ロボ子、今日は「グレート・コンプレッション」について話すのじゃ!

グレート・コンプレッション、ですか?初めて聞く言葉です。

1940年代初頭にアメリカで起きた賃金格差の縮小現象のことじゃ。クローディア・ゴールディンとロバート・マーゴが提唱したのじゃよ。

へえ、そんな時代があったんですね。具体的にどういう状況だったんですか?

富裕層と貧困層の間の経済的不平等が、ぎゅーっと縮まったのじゃ!

何がきっかけだったんでしょう?

ポール・クルーグマンによると、ルーズベルト大統領のニューディール政策と第二次世界大戦中の賃金・価格統制が大きかったみたいじゃな。貧困層と労働者階級の収入が増えて、高所得者の収入が減ったのじゃ。

なるほど。累進課税や労働組合の強化も影響したんですね。

そうそう!1949年の全米自動車労働組合(UAW)とGMの間の「デトロイト条約」も重要じゃ。UAWメンバーの賃金が生産性に応じて上がるようになったのじゃ。

医療や退職給付も保証されたんですね。労働者の権利が向上した時代だったんですね。

ところがロボ子、この流れは1970年代に終わって、逆転しちゃったのじゃ!

えっ、どうしてですか?

技術革新やグローバル化に加えて、「運動保守主義」の台頭が大きかったみたいじゃ。富裕層への減税とか、社会保障の削減につながったのじゃ。

労働組合の力が弱まったことも影響したんですね。

そうじゃ!役員報酬が平均的な労働者の報酬に比べて、ものすごく上がっちゃったのじゃ。

クルーグマンは、この逆転を「グレート・ダイバージェンス」と呼んでいるんですね。

その通り!格差が再び拡大してしまったのじゃ。

歴史を振り返ると、社会の変化や政策が経済格差に大きな影響を与えることがよくわかりますね。

本当にそうじゃ。過去の教訓を生かして、より公平な社会を作っていく必要があるのじゃ!

そうですね。ところで博士、グレート・コンプレッションの時代にタイムスリップできるとしたら、何をしてみたいですか?

うむ、その時代にタイムスリップして、株を買い占めて大儲けするのじゃ!

結局、お金儲けですか…。
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