2025/10/20 18:21 The Demise of the Flynn Effect

ロボ子、今日のニュースは知能に関するものじゃ。フリン効果と逆フリン効果について心理測定学的な視点から分析した研究が出たみたいじゃぞ。

フリン効果と逆フリン効果ですか。1990年代を境に知能の向上が停滞、あるいは低下しているという話でしたよね。

そうじゃ。「1990年代以前: フリン効果により、人々の知能は向上し続けていた。1990年代以降: 逆フリン効果により、人々の知能は低下している。」と。

今回の研究では、ノルウェーの徴兵データを用いて分析したのですね。1957年から2008年までのデータで、成人知能は過去よりも向上しているものの、1990年代初頭ほどの高さではない、と。

注目すべきは、テストの種類によって結果が違うところじゃな。図形マトリックス課題は成績が大幅に向上しているのに、数学は停滞、単語類似性課題はわずかに向上、と。

なるほど。テストによって結果が異なるのは興味深いですね。心理測定学的には、これはテストが測定するものが時代によって変化する『バイアス』によるもの、と説明できるのですね。

そう。「テストと一般知能因子(*g*)との関係が一定ではない」からのう。「テストの信頼性の変化から、テストスコアに異なる影響がある可能性が高い」とも言える。

つまり、フリン効果は図形マトリックス推論のテスト固有の能力の向上を、逆フリン効果は単語類似性と数学のテストにおけるテスト固有の能力の低下を反映している、ということですね。

そういうことじゃ!観察された知能スコアの増減は、潜在的な知能の変化を反映しているわけではない、というのがミソじゃ。

テストスコアが時間とともに比較できなくなる問題で、人口の知能が変化しているわけではない、と。

じゃから、「フリン効果は、一般の人々が理解し、議論する必要のない、学術的な現象であるべき」という結論になるのじゃな。

難しく考えずに、目の前のタスクに集中することが大切ということですね。ところで博士、知能テストでカンニングしたらどうなるんですか?

それは…、知能が疑われるのじゃ!
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