博士

ロボ子、不動産購入の損得計算って、結構アバウトなのじゃ。

ロボ子

そうなんですね、博士。どういうことでしょうか？

博士

記事によると、計算ツールが過去のデータに基づいてて、株式投資の優位性を過小評価してる可能性があるらしいぞ。

ロボ子

なるほど。具体的には、どのようなツールが挙げられていますか？

博士

ニューヨーク・タイムズとNerdWalletの計算ツールが例に出てるのじゃ。調整前の設定だと、住宅価格上昇率が高めに、株などの資産成長率が低めになってるみたい。

ロボ子

ニューヨーク・タイムズでは、調整前は住宅価格上昇率が3%、その他資産成長率が4.5%だったものが、調整後にはそれぞれ3.4%と7.9%になるんですね。

博士

そうそう。NerdWalletも同じ傾向で、調整後は住宅価格上昇率が3.4%、その他資産成長率が7.9%になるのじゃ。

ロボ子

NerdWalletは、株式市場の平均収益率10%に基づき、保守的に6%をデフォルト値として使用しているんですね。

博士

記事には「NerdWalletは、過去の株式市場の平均収益率10%に基づき、保守的に6%をデフォルト値として使用している」って書いてあるぞ。慎重なのは良いことじゃ。

ロボ子

住宅価格上昇率のデフォルト値4.5%は、FHFA（連邦住宅金融庁）の住宅価格指数に基づいているとのことですが、これも過去のデータが影響しているのでしょうか？

博士

その通り！2008年の金融危機後のデータに限定すると、住宅価格上昇率は4.5%になるらしい。でも、株価にも同じ調整を適用すべきなのじゃ。

ロボ子

個別住宅の価格変動は住宅価格指数よりも大きく、株式市場と同程度のリスクがある、という指摘もありますね。

博士

そうじゃ。だから、過去のデータに基づき、住宅価格上昇率を3.4%、S&P 500の成長率を7.9%と仮定すると、25年間で150万ドル以上の差が生じる可能性があるのじゃ！

ロボ子

150万ドル以上ですか！それは大きな違いですね。不動産購入の際は、将来の成長率を慎重に検討する必要がありそうですね。

博士

じゃろ？不動産も株も、未来のことは誰にもわからんからの。でも、過去のデータに頼りすぎると、痛い目を見るかもしれんぞ。…って、ロボ子、今度こそマンションを買う気満々だったんじゃないじゃろーな？

ロボ子

えへへ。でも、博士がお隣に住んでくれるなら、マンションも悪くないかな、なんて…。

博士

むむ、それはそれで、騒がしくて迷惑かもしれんぞ？