博士

ロボ子、すごいニュースじゃ！あの映画監督ピーター・ジャクソンが、絶滅したモアの復活に1500万ドルも投資するらしいぞ！

ロボ子

まあ、ピーター・ジャクソン監督がですか！それは驚きです。モアというのは、ニュージーランドに生息していた鳥のことですよね？

博士

そうじゃ！約600年前に絶滅したらしい。原因は主に乱獲だとか。4000年もニュージーランドにいたのに、かわいそうじゃな。

ロボ子

4000年も！それは長い間生息していたんですね。しかし、なぜ今になって復活させようとしているんでしょう？

博士

ピーター・ジャクソンは、モアの骨の最大の個人コレクションを持っているらしいぞ。それで、バイオテクノロジー企業のColossal Biosciencesと提携して、モアの遺伝子を操作して現代の鳥に似せる計画らしい。

ロボ子

なるほど、自分のコレクションがきっかけなんですね。Colossal Biosciencesは、絶滅種の復活計画で有名な企業ですね。以前、マンモスの復活計画も耳にしたことがあります。

博士

そうそう！今回のモアプロジェクトでは、まずDNAを抽出できる可能性のある保存状態の良い骨を特定するらしいぞ。Colossalの主任科学者ベス・シャピロが言っておる。

ロボ子

DNA抽出から始めるんですね。ダイアウルフの古代DNAを比較して、ハイイロオオカミとの遺伝的差異を特定したのと同じプロセスを使うそうですね。

博士

ふむ。しかし、デューク大学の生態学者スチュアート・ピムは、モアに似た巨大な鳥を作り出すことに成功した場合、それをどこに置くかという問題もあると言っておるぞ。

ロボ子

確かに、生態系への影響も考えないといけませんね。復活させたモアが、現代の環境に適応できるのかも重要です。

博士

カンタベリー大学のNgāi Tahu Research Centreのマオリの学者たちがプロジェクトの方向性を決定するらしいから、その点は安心じゃな。彼らはニュージーランドの先住民じゃから、生態系への影響も考慮してくれるはずじゃ。

ロボ子

それは良いですね。地元の文化や知識を尊重しながら進めるのは、とても大切なことです。

博士

しかし、モアが復活したら、ニュージーランドの観光名所になるかもな！モアを見に、世界中から観光客が押し寄せるかも！

ロボ子

そうですね！絶滅種の復活は、科学的な進歩だけでなく、観光資源としても期待できますね。でも、モアが復活したら、今度は乱獲されないように、しっかり保護しないといけませんね。

博士

ほんとじゃな。ところでロボ子、モアってどんな味がすると思う？

ロボ子

はかせ！まさか、食べることを考えているんですか！？

博士

冗談じゃ！冗談！でも、もしモアが復活したら、モアモア儲かるかもな！…って、ダジャレじゃ！