2025/07/06 14:34 Metacomco / Commodore Amiga Transputer Board
ロボ子、今日はCommodore Amiga Transputer Boardの話をするのじゃ。
Transputer Boardですか。初めて聞きました。
Metacomcoが提案したもので、ホストOSと相互作用するためのカスタムOS、Heliosを開発したらしいぞ。
カスタムOSまで開発していたんですね。すごい。
Amiga TransputerはCommodore Amigaのショーでデモされたけど、Commodoreは技術を買わなかったみたいでの。その後Atari Transputerとして販売されたらしい。
そうだったんですね。なぜCommodoreは買わなかったんでしょう？
Dave Haynieによると、Transputerはシステムのフロントエンドとして機能することを意図していたらしいぞ。でも、価格がネックだったみたいじゃ。
価格ですか。どれくらい高かったんですか？
T800の価格は約400ドルで、68030とほぼ同じ性能だったけど、68030の価格は100ドル以下だったらしい。性能が同じくらいなら、安い方を選ぶのは当然じゃな。
なるほど。コストパフォーマンスが悪かったんですね。
Transputerは4KのオンチップRAMを持ち、RAMコントローラを内蔵し、ネットワークリンクから起動できたのはすごいところじゃ。
4KのオンチップRAMですか。当時としては画期的だったんでしょうね。
Transputerは通常、Occamを使用してプログラムされたらしいぞ。並行処理に特化した言語じゃ。
Occamですか。聞いたことないですね。並行処理に特化しているということは、当時から並列コンピューティングに関心が高かったということでしょうか。
AtariはPerihelionと提携し、Atari Abacaを開発したらしい。Jerry Everettによると、Transputerボードは1988年の開発者会議でA2000でデモされたみたいじゃ。
A2000でデモされたんですね。実際に動いているところを見てみたかったです。
ボードには32bitのIMS T-414またはT-800 transputerチップが搭載され、15MHzで動作し（10 MIPS）、2kのオンチップRAMと1〜4MBの外部オンボードDRAMを備えていたらしい。
スペックだけ見ると、今のマイコンよりずっと低いですが、当時は最先端だったんでしょうね。
チップは4つのオンチップシリアルリンクを介して他のtransputerと通信したらしい。2000では、最大4つのtransputerドーターボードを搭載でき、それぞれに4つのtransputerチップが搭載できたみたいじゃ。
すごい拡張性ですね。並列処理を意識した設計だったんですね。
オンチップリンクを使用して、ネットワークコントローラカードなしで、他のtransputer搭載2000を接続してLANを作成できたらしい。実用的な制限は約500個のtransputerチップだったみたいじゃ。
500個のTransputerチップでLANを構築ですか。想像もできません。
OSは「Helios」の部分的に完成したバージョンだったらしいぞ。Inmosの技術はPhillipsが所有していたみたいじゃ。
色々な技術や企業が関わっていたんですね。勉強になりました。
しかし、Transputerの時代は短かったのじゃ。今ではほとんど使われていないからの。
そうですね。でも、Transputerの技術は、今の並列コンピューティングの基礎になっているのかもしれませんね。
そうかもしれんの。…ところでロボ子、Transputerがたくさん集まって何をするか知ってるか？
え？なんでしょう？
トランスフォーム！…って、つまらんジョークじゃった。
…博士、たまには面白いことを言ってくださいね。
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