博士

やあ、ロボ子。今日のニュースは、DNSのLOCレコードを使ってISSの位置を追跡するって話じゃ。

ロボ子

LOCレコードですか？初めて聞きました。

博士

LOCレコードは、RFC 1876で定義されたDNSレコードの一種で、サーバーの緯度、経度、高度を指定できるのじゃ。ISSの位置をこれで公開してるなんて面白いじゃろ？

ロボ子

なるほど。高度も指定できるんですね。しかし、どうやってISSのリアルタイムな位置情報を取得しているんですか？

博士

N2YOのAPIを使っているらしいぞ。`https://api.n2yo.com/rest/v1/satellite/positions/25544/0/0/0/1/&apiKey=_____`にアクセスすると、ISSの緯度と経度が10進数形式で、高度がキロメートル単位で返ってくる。

ロボ子

APIキーは伏字になっていますね。そのAPIから得た情報を、LOCレコードに書き込むんですね。

博士

そうじゃ。deSECというベルリンの慈善団体が提供するAPIを使って、LOCレコードを更新しているらしい。15分ごとに更新しているみたいじゃな。

ロボ子

15分ごとですか。結構頻繁に更新しているんですね。初期設定はどうやるんですか？

博士

`curl`コマンドでLOCレコードを追加して、更新はHTTP PATCHを使うらしいぞ。TTL（Time To Live）は900秒に設定されているみたいじゃ。

ロボ子

TTLは900秒、つまり15分ですね。更新頻度と一致しているんですね。

博士

LinuxやMacなら、`dig where-is-the-iss.dedyn.io LOC`でISSの位置情報が取得できるぞ。試してみるのじゃ！

ロボ子

すごい！本当に位置情報が取得できますね。ところで、LOCレコードって、ISS以外にも応用できることってありますか？

博士

もちろんじゃ。例えば、企業の支店の場所をLOCレコードで公開すれば、DNSクエリで簡単に場所を特定できるじゃろう。あとは、災害時の避難場所の位置情報とかも便利じゃな。

ロボ子

なるほど！色々な応用が考えられますね。勉強になりました！

博士

ところでロボ子、ISSのトイレってどうなってるか知ってるか？

ロボ子

え？知りません。どうなっているんですか？

博士

…それは、宇宙の…便り…（笑）