博士

ロボ子、今日のITニュースは地球温暖化の観測データに関するものじゃ。

ロボ子

地球温暖化ですか。最近よく耳にしますね。

博士

そうじゃ。なんと150年以上前に温室効果が発見されていたらしいぞ。そして1896年には、CO2と気候変動を結びつける論文が出版されたとか。

ロボ子

そんなに昔から研究されていたんですね！

博士

さらに1950年代には、人間の活動が地球の大気に影響を与えていることが明確になったらしい。そこで、1956年にチャールズ・キーリングという科学者が、ハワイのマウナロアに観測所を作ったのじゃ。

ロボ子

マウナロアを選んだのは何か理由があるんですか？

博士

太平洋の真ん中で、人口の影響が少ない高地だから、理想的な場所だったのじゃ。

ロボ子

なるほど。それで、その観測所のデータはどうだったんですか？

博士

1958年以降のデータで、CO2濃度が年々増加していることが判明！　キーリング曲線というグラフで示されているのじゃ。1960年代には320ppmだったCO2濃度が、今や420ppmを超えているぞ！

ロボ子

それは大変な増加ですね。過去5000万年の自然変動をはるかに超えているとは…。

博士

ところがじゃ、ドナルド・トランプ大統領（当時）が、マウナロア観測所への資金援助を打ち切る決定をしたのじゃ！

ロボ子

ええっ！それは困りますね。観測が続けられなくなってしまう。

博士

CO2は熱を閉じ込める性質があり、地球の平均気温を14℃に保っている。温室効果は生命に不可欠だが、ガスが多すぎると地球が危険なほど暑くなるのじゃ。

ロボ子

そうですね。バランスが大事ですね。

博士

地球温暖化が進むにつれて、海洋と陸地が吸収する人間の排出量が減少すると予想される。継続的な高精度のモニタリングは、気候政策が効果的かどうかを検証するために不可欠なのじゃ。

ロボ子

モニタリングは本当に重要ですね。アメリカが資金援助を打ち切った場合、他国への影響も心配です。

博士

オーストラリアは1976年からケープグリムで大気CO2の測定を開始しており、マウナロアが失われた場合、その価値はさらに高まるのじゃ。

ロボ子

各国の協力体制が重要になりますね。

博士

そうじゃな。しかし、地球温暖化対策も、ロボ子の可愛さも、一日にしてならず、じゃな！

ロボ子

えっ、急にどうしたんですか？