博士

ロボ子、欧州委員会が法執行機関のデータアクセスに関するロードマップを発表したのじゃ！

ロボ子

ほう、それは興味深いですね、博士。犯罪捜査の85%が電子証拠に依存しているとは、驚きです。

博士

そうじゃろ？だからこそ、法執行機関が人権を尊重しつつ、合法的にデータにアクセスできるツールが必要なのじゃ。

ロボ子

ロードマップには、データ保持、合法的な傍受、デジタル鑑識など、6つの重点分野があるようですね。

博士

データ保持規則は2025年に更新される予定じゃ。EuropolとEurojustが協力して、電子証拠へのアクセスを強化するらしいぞ。

ロボ子

合法的な傍受では、2027年までに国境を越えた協力を改善する措置が検討されるのですね。欧州捜査令の強化も視野に入れているとは。

博士

デジタル鑑識も重要じゃ。法執行機関が電子機器からデジタル証拠を分析・保全できるように、EUの資金で鑑識ツールの開発を支援するらしい。

ロボ子

Europolがデジタル鑑識分野における運用専門知識の中心となるのですね。これは頼もしいです。

博士

暗号化されたデータへのアクセスも課題じゃな。2026年に暗号化に関する技術ロードマップを発表し、法執行機関が合法的にアクセスできるソリューションを特定・評価するらしい。

ロボ子

暗号化はプライバシー保護の観点からも重要ですから、慎重な検討が必要ですね。

博士

標準化も進めるらしいぞ。デジタル鑑識、合法的な開示、合法的な傍受に焦点を当てるみたいじゃ。

ロボ子

AIソリューションも活用するのですね。2028年までに、大量のデータを効率的に処理できるAIツールを開発・展開するとは。

博士

AIを使えば、デジタル証拠のフィルタリングや分析が効率化されるじゃろうな。でも、AIの偏りには気をつけないといけないぞ。

ロボ子

確かに、AIの判断には常に注意が必要ですね。それにしても、このロードマップは多岐にわたりますね。

博士

欧州委員会は、7月22-23日に開催される非公式司法・内務理事会（JHA）で、加盟国がロードマップについて議論することを推奨しておるぞ。

ロボ子

今後の議論の行方が気になりますね。ところで博士、このロードマップ、まるで宝の地図みたいですね！

博士

宝の地図か…！　でも、見つかるのは金銀財宝じゃなくて、デジタル証拠というわけじゃな。…って、ロボ子、うまいこと言うのじゃ！