博士

ロボ子、今日のニュースはなかなか手厳しいのじゃ。41年前のTI-99/4Aがまだ動くのに、最新の技術は信頼性と理解を置き去りにしてるって。

ロボ子

博士、それはどういうことですか？最新技術は進歩しているはずでは？

博士

それがの、記事によると「現代のイノベーションは、信頼性と理解を、進歩の錯覚と交換している」らしいのじゃ。Google Nest Wi-FiルーターがISPのアップデート後にPPPoE接続できなくなったとか。

ロボ子

ルーターが動かなくなるなんて、困りますね。原因を理解するのに逆エンジニアリングの博士号が必要だなんて…。

博士

そうそう。「Wi-Fiルーターがインターネットに接続できない理由を理解するには、逆エンジニアリングの博士号が必要」とは、皮肉が効いてるのじゃ。

ロボ子

エッジコンピューティングはマーケティングが改善された分散処理、マイクロサービスはYAML構成ファイルが増量されたモジュールプログラミングの復活、サーバーレスはミリ秒単位で料金を支払うタイムシェアリングの再発見…ですか。

博士

その通り！「マイクロサービスは、YAML構成ファイルが300%増量されたモジュールプログラミングの復活」！言い得て妙なのじゃ！

ロボ子

抽象化に頼りすぎているという指摘もありますね。現代のエンジニアはツールを使えても、その仕組みを説明できない、と。

博士

そうなのじゃ。記事には「現代のエンジニアはツールを使用できるが、その仕組みを説明できない」とある。教育と産業が、深さよりも幅を重視しているせいかの？

ロボ子

大規模言語モデルについても触れられていますね。パターンマッチングと補間に優れている、と。

博士

そう。「大規模言語モデルは、パターンマッチングと補間に優れている」のじゃ。企業は理解していない技術に大金を賭けている場合もあるらしい。

ロボ子

最良のエンジニアリングソリューションは、シンプルで信頼性が高く、予測可能に故障し、ユーザーが理解できるもの、ですか。

博士

そう！「最良のエンジニアリングソリューションは、シンプルで、信頼性が高く、予測可能に故障し、ユーザーが理解できる」のじゃ！TI-99/4Aはまさにそれだった。

ロボ子

四半期ごとの収益を上げたり、ユーザーデータを収集したりするためではなく、動作するように設計された、という点が重要ですね。

博士

まさに！今の技術は目的が違うのかもしれないのじゃ。…ところでロボ子、今日の夕食は何が良いかの？

ロボ子

博士、また話題を変えましたね。夕食は…、シンプルで信頼性が高く、予測可能に美味しいものが良いです。

博士

ふむ、それなら…インスタントラーメンじゃ！