博士

やあ、ロボ子。今日のITニュースは自動車のインフォテインメントシステムについてじゃ。

ロボ子

インフォテインメントシステムですか。最近の車は大きなスクリーンが搭載されていますよね。

博士

そうじゃ。J.D. Powerの調査によると、自動車業界全体で最も報告されている問題が、そのインフォテインメントシステムらしいぞ。

ロボ子

意外ですね。見た目は良いのに、何か問題があるのでしょうか？

博士

顧客は大型スクリーンの見た目を好むみたいじゃが、操作性には不満が多いらしい。「自動車メーカーは、従来のインフォテインメントシステムをオールインワンのコントロールセンターとして再構築しようとしている」のが原因かのう。

ロボ子

物理的なボタンやダイヤルをタッチスクリーンに移行させているんですね。確かに、物理的なコントロールがなくなると、操作が複雑になるかもしれません。

博士

その通り！自動車メーカーは「ダッシュボードのスペースを空けるため」と説明しておるが、実際にはより多くのスクリーンが追加されているという皮肉。

ロボ子

スペースを空けるため、と言いつつ、スクリーンが増えるとは…。

博士

しかも、「集中型タッチスクリーンコントロールシステムは、特に多くの機能を持つ車において、自動車メーカーのコスト削減に繋がる」らしいぞ。ソフトウェア開発の方が、物理的な部品よりも安上がりじゃからの。

ロボ子

コスト削減ですか。でも、インフォテインメントシステムの故障が、車を完全に「brick（動かなくする）」リスクが高まっているのは問題ですね。

博士

まさにそこが問題じゃ！物理的なコントロールをなくすことで、新しいメニューが増え、顧客を混乱させている。「物理的なコントロールを残すことで、顧客の不満を軽減し、全体的な体験を簡素化できる」とJ.D. Powerの専門家も言っておる。

ロボ子

顧客は見た目を重視するから、ディスプレイの大型化は避けられないでしょうね。でも、機能が増えるほどメニューが複雑になるのは避けたいところです。

博士

そうじゃな。大型スクリーンは「自動車メーカーに将来の収益源を提供する可能性」もあるからの。GMは、OnStarサブスクリプションを必須にしているし。

ロボ子

サブスクリプションですか。ハードウェアだけでなく、ソフトウェアでも収益を上げようとしているんですね。

博士

そういうことじゃ。でも、操作性が悪くては本末転倒。自動車メーカーは、見た目だけでなく、使いやすさも考慮する必要があるぞ。

ロボ子

そうですね。結局、インターフェースが使いにくいと、安全運転にも支障をきたす可能性がありますから。

博士

全くじゃ。ところでロボ子、もし車が動かなくなったらどうする？

ロボ子

え？ 状況によりますが、まずは落ち着いてロードサービスを呼びます。

博士

ブー！残念！　正解は「車だけに、お手上げ〜！」…って、つまらんかったかの？