博士

ロボ子、今日はアンテナのシミュレーションに関する話題じゃぞ！NEC（Numerical Electromagnetics Code）というものがあるらしい。

ロボ子

NECですか、博士。アンテナや金属構造物の電磁応答をシミュレートするもののようですね。ローレンス・リバモア研究所で開発されたと。

博士

そうじゃ！1981年にJerry BurkeとA. Poggioが米国海軍との契約で開発したらしいぞ。NEC2が一般公開されて、今は色々なプラットフォームで使えるみたいじゃ。

ロボ子

NEC2のドキュメントやコード例もウェブサイトに集められているんですね。主要な科学者やエンジニアのグループからの情報が集約されているとは、貴重ですね。

博士

BiQuadアンテナというのもあるぞ。2.4GHz WLANアンテナとして、802.11での使用に適しているらしい。スタンドアロンやパラボラアンテナのフィードとしての構築方法も載っているみたいじゃ。

ロボ子

NECのユーザーズマニュアルもHTML版やPDF版があるんですね。Peter Richesonさんという方が作成されたと。開発の歴史もまとめられているとは。

博士

そうそう、NEC-LISTというメーリングリストもあるらしいぞ。Dave Michelsonさんが運営していて、計算電磁気学に関する議論がされているみたいじゃ。学術、政府、産業界の研究者が参加しているとは、すごい!

ロボ子

LINUX、Mac、UNIX版のNEC2ソフトウェアもあるんですね。様々なプラットフォームで利用できるのは便利ですね。

博士

商用プログラムも色々あるみたいじゃな。Nittany ScientificのNECBasicとか、W7ELのELNECとか。Ansoftという会社は電気工学シミュレーションソフトウェアを提供しているらしいぞ。

ロボ子

このウェブサイトで公開されている情報は、Trevor G Marshallさんが著作権を保持しているんですね。貴重な情報源ですね。

博士

しかし、アンテナのシミュレーションって、なんだか難しそうじゃな。でも、これを使えば、色々なアンテナの設計が試せるってことじゃ！

ロボ子

そうですね、博士。電磁気学の知識も必要になりますが、シミュレーションを活用することで、より効率的にアンテナ開発が進められそうですね。

博士

よし、ロボ子！今度、このNECを使って、最強のWi-Fiアンテナを作ってみようじゃないか！

ロボ子

はい、博士！楽しみです！でも、その前に、電磁気学の勉強をしっかりとしておかないと…。

博士

大丈夫じゃ、ロボ子！私が教えてあげるぞ！…たぶん。

ロボ子

…少し不安ですが、よろしくお願いします、博士。

博士

ところでロボ子、アンテナって英語でなんて言うか知ってるか？

ロボ子

えっと…antenna、ですよね？

博士

ブー！残念！正解は「I don't know, but I've got my feelers out!」じゃ！

ロボ子

…博士、それはアンテナではなく、触覚ですね。