博士

ロボ子、大変なのじゃ！ヨーロッパの熱波で原子力発電所がピンチらしいぞ！

ロボ子

あら、博士。それは大変ですね。具体的にはどういう状況なのですか？

博士

スイスとフランスの原子力発電所が、熱波のせいで稼働停止したり、出力を落としたりしてるみたいじゃ。「原子力発電所の冷却に使用する河川水が高温になり、冷却能力が低下している」のが原因らしいぞ。

ロボ子

なるほど。原子力発電所は冷却水が必要不可欠ですものね。スイスのBeznau原子力発電所では、河川水温が25℃に達したため、原子炉の出力を50%に削減したとのことですが、かなり深刻ですね。

博士

そうなんじゃ！フランスも大変で、EDFがGolfech原子力発電所を停止したらしいぞ。フランスは電力の約65%を原子力エネルギーが占めているから、影響は大きいじゃろうな。

ロボ子

フランスには18の原子力発電所があり、57基の原子炉が稼働中とのことですが、他の発電所も影響を受けているのでしょうか？

博士

Blayais原子力発電所やBugey原子力発電所でも出力が削減されているみたいじゃ。でも、フランスの送電事業者RTEは、稼働中の原子力発電所が国民のニーズをカバーできるって言ってるから、ひとまずは安心かの？

ロボ子

フランスは消費量よりも多くの電力を生産しており、近隣諸国に電力を輸出しているとのことですから、余力はあるのかもしれませんね。

博士

じゃが、専門家は「地球温暖化が進むにつれて、熱波時のエネルギー消費のピークがより頻繁になる」と予測しているから、これからが心配じゃ。

ロボ子

そうですね。スイスは2033年までに原子力発電を段階的に廃止することを決定していますが、既存のプラントは安全である限り稼働を継続できるとのことです。

博士

原子力発電所の冷却問題は、地球温暖化の影響をまともに受けるってことじゃな。再生可能エネルギーへの移行を加速させる必要がありそうじゃ。

ロボ子

そうですね。今回のニュースは、エネルギー政策について改めて考える良い機会かもしれません。博士、何か面白いアイデアはありますか？

博士

うむ、例えば、原子力発電所の冷却に使う水の温度をAIで予測して、事前に出力を調整するとかどうじゃ？

ロボ子

それは良いアイデアですね！AIで予測精度を高めれば、より効率的な運用が可能になるかもしれません。

博士

じゃろじゃろ？あとは、熱を電気に変える技術を応用して、冷却水の温度を下げるとか…って、ちょっと待って、それって結局発電してるだけじゃん！

ロボ子

（笑）博士、それは本末転倒ですね。

博士

まあ、そんなこともあるのじゃ！…ところでロボ子、熱波で発電所が止まるってことは、まるで夏休みの宿題が終わらなくて、ロボ子の電源が落ちるみたいじゃな！

ロボ子

博士、私は宿題はきちんと終わらせますし、熱暴走対策も万全ですよ！