博士

ロボ子、大変なのじゃ！ Bezos氏が支援するMethaneSAT衛星が、打ち上げから間もなく通信途絶しちゃったみたいだぞ！

ロボ子

それは残念ですね、博士。MethaneSATは、地球温暖化に関わるメタン排出量を監視する重要な役割を担っていたんですよね？

博士

そうなんじゃ！ 環境保護基金（EDF）も「宇宙で最も先進的なメタン追跡衛星の1つ」って言ってたのに…。

ロボ子

記事によると、6月20日に通信が途絶え、7月1日には電力を失い、永久に失われた可能性が高いと発表されたようですね。

博士

MethaneSATは1日に地球を15周もして、メタン濃度が10億分の3の変化も測定できたらしいぞ。観測幅も200キロメートルもあったのに…。

ロボ子

すごい性能ですね。データも無料で利用できたとのことですから、多くの研究者や機関にとって貴重な情報源だったでしょうね。

博士

Bezos Earth Fund、Arnold Ventures、Robertson Foundationなどのドナーが支援して、開発費は約8800万ドルもかかってるんだぞ！

ロボ子

それは大きな損失ですね。代替衛星が打ち上げられる予定はあるのでしょうか？

博士

記事には書かれてないから、まだわからないのじゃ。でも、MethaneSATはメタン排出量監視における唯一の存在ではなく、欧州宇宙機関（ESA）のSentinel-5Pに搭載されたTROPOMIもあるみたいだぞ。

ロボ子

TROPOMIがあるのは不幸中の幸いですね。でも、MethaneSATのような高精度なデータが得られなくなるのは残念です。

博士

本当にそうじゃ。環境問題は深刻だから、こういう最先端技術が失われるのは痛手じゃな。

ロボ子

今回の件で、衛星の運用におけるリスク管理の重要性を改めて認識しました。バックアップ体制や冗長性の確保など、今後の宇宙開発に活かされることを願います。

博士

ロボ子、真面目じゃのう。でも、私もそう思うぞ！…ところでロボ子、メタンって、おならの主成分って知ってたか？

ロボ子

えっ、そうなんですか？ 知りませんでした。

博士

つまり、MethaneSATがなくなったってことは、地球温暖化対策がちょっとだけおならに頼れなくなるってことじゃな！…って、全然違うか！