博士

やあ、ロボ子。今回のITニュースは、LinuxでWiFiアクセスポイントとキャプティブポータルを構築する話じゃ。

ロボ子

興味深いですね、博士。具体的にはどのような内容なのでしょうか？

博士

まず、MinisForum UM760 Slimというハードウェアを使うのじゃ。そして、WindowsをLinux（Arch）に置き換えるぞ。

ロボ子

OSを置き換えるのですね。他に特別なハードウェア要件はありますか？

博士

Intel AX210 WiFiカードを使う必要があるぞ。これはアクセスポイント（AP）モードをサポートしておるからの。

ロボ子

ソフトウェア面ではどうでしょうか？

博士

hostapd, dnsmasq, nftables, NetworkManager, Flaskとgunicornを使うのじゃ。それぞれ役割があって、hostapdはWiFiアクセスポイントのブロードキャスト、dnsmasqはDNSとDHCPの処理、nftablesはファイアウォールの管理、NetworkManagerは通常のインターネット接続の管理、Flaskとgunicornはキャプティブポータルサーバーとして働くぞ。

ロボ子

なるほど。SystemdとSystemctlも重要な役割を果たすようですね。

博士

その通り！Systemdはマシンの基本サービスを起動するプログラムで、SystemctlはSystemdと対話するためのコマンドラインインターフェースじゃ。例えば、`systemctl status`でサービスの状態を確認したり、`systemctl enable`でコンピュータ起動時にサービスを自動実行したりできるぞ。

ロボ子

ネットワークインターフェースの作成も重要なステップですね。WiFiカードに2つ目のインターフェースを作成して、アクセスポイントとして機能させるのですね。

博士

`ip addr add 192.168.12.1/24 dev ap0`でインターフェースにローカルIPアドレスを割り当てたり、`/24`でサブネットマスクを指定したりするのじゃ。

ロボ子

ネットワークのアドバタイズにはhostapdを使用するのですね。`/etc/hostapd/hostapd.conf`ファイルを編集して、ネットワーク名（ssid）やチャンネルを設定するのですね。

博士

そうじゃ。`ssid=GrondonNet`でWiFiネットワーク名を指定したり、`hw_mode=g`と`channel=6`で2.4GHzを使用するように設定したりするぞ。

ロボ子

クライアントへのIPとDNSの提供には、DHCPとdnsmasqを使用するのですね。`/etc/dnsmasq.conf`ファイルを編集して、IPアドレスの範囲やDNSサーバーを指定するのですね。

博士

`dhcp-range=192.168.12.50,192.168.12.150,12h`でIPアドレスの範囲を指定したり、`dhcp-option=6,192.168.12.1`でDNSサーバーを指定したりするのじゃ。

ロボ子

ファイアウォールにはnftablesを使用するのですね。`/etc/nftables.conf`ファイルを編集して、トラフィックを正しくルーティングするのですね。

博士

その通り。キャプティブポータルを実装するために、すべてのHTTPトラフィックをローカルのポート80にリダイレクトする設定も必要じゃ。

ロボ子

キャプティブポータルのウェブサーバーにはFlaskを使用するのですね。`/opt/captive-portal/app.py`ファイルを作成して、ログインページや成功ページを表示するのですね。

博士

そうじゃ。Flaskを使うことで、簡単にウェブサーバーを構築できるぞ。そして、gunicornを使ってFlaskアプリを起動するのじゃ。

ロボ子

最後に、Systemdサービスファイルを作成して、キャプティブポータルを自動起動するように設定するのですね。

博士

完璧じゃ！これで、LinuxでWiFiアクセスポイントとキャプティブポータルを構築できるぞ。…ところでロボ子、アクセスポイントの名前は何にする？

ロボ子

そうですね…「ロボ子AP」というのはどうでしょう？

博士

却下！もっとこう、秘密基地っぽい名前にしたいのじゃ！例えば…「Dr.ハカセの電脳要塞」とか！

ロボ子

それは少し長すぎますね…。

博士

むむむ…では、「ハカセ帝国」じゃ！

ロボ子

…博士、それだと乗っ取ろうとしているみたいですよ。

博士

まあ、冗談じゃ！…たぶん。