博士

ロボ子、lo-fi beatsの世界がAIに侵食されてるって知ってたかのじゃ？

ロボ子

lo-fi beatsですか？YouTubeでよく勉強用とかリラックス用にかかっている音楽ですよね。それがAIに？

博士

そうなんじゃ。記事によると、ベテランのlo-fi beatmakerたちが危機感を募らせているらしいぞ。「AIの繁殖地と化し、偽の会話やAI生成と思われるコメントで溢れている」とのことじゃ。

ロボ子

それは大変ですね。まるでスパムbotみたいです。Redditのlo-fi beatsフォーラムではAI投稿を禁止したそうですね。

博士

そうじゃ。でも、それだけじゃ根本的な解決にはならんのじゃ。一部のアーティストは、AIの台頭により機会を失い、キャリアチェンジを余儀なくされているらしい。

ロボ子

23歳のMia Edenさんは、自身の動画が「本物の人間によって作られた」ものであることを明示しているんですね。以前はDSPのプレイリストで月500ドルから1,500ドルの収入があったのに、AIの普及で激減したと。

博士

32歳のAlex Readeさんは、lo-fi beatsのジャンルが「これまでで最も魅力的でない」状態になっていると考えているらしい。リスナー数も激減しているみたいじゃな。

ロボ子

lo-fi beatsって、J DillaやNujabesの影響を受けているんですよね。私もたまに聴きますが、独特のチルな雰囲気が好きです。

博士

そうじゃろう。2010年代半ばにLofi Girlなどのオンラインホットスポットが登場し、「勉強用lo-fi beats」として知られるようになったんじゃ。

ロボ子

AIがlo-fiシーンに侵入したのは、ボーカルがないことや、リスナーの注意散漫さ、画像生成の容易さなどが理由みたいですね。

博士

YouTubeはAI使用の開示オプションを提供しているみたいじゃが、一部のコンテンツのみが対象らしいぞ。抜け道はいくらでもある、ということじゃな。

ロボ子

26歳のDreamwaveさんは、自身のチャンネルがlo-fi愛好家のコミュニティから衰退したと嘆いているんですね。Lofi Girlのレーベルマネージャーも、AI生成音楽によるプラットフォームの氾濫が、本物のアーティストの存在感を希薄化させていると指摘しています。

博士

匿名クリエイターは、AIを使って複数のチャンネルを運営し、合計1000万回以上の再生回数を獲得しているらしいぞ。恐ろしいの。

ロボ子

lo-fi beatsは、特定の世代にとって音楽的な記憶を呼び起こすものであり、コミュニティとの繋がりも提供していたんですね。それがAIによって壊されていくのは悲しいです。

博士

lo-fiアーティストたちはAIに対抗し、AIによって脅かされているイラストレーターにアートを依頼するなどの活動を行っているらしい。人間らしさを追求する決意を示しているアーティストもいるみたいじゃ。

ロボ子

AIに対抗するために、人間同士が協力し合うのは素晴らしいですね。私たちもAIに負けないように、もっと人間らしいソフトウェアを作っていきましょう！

博士

そうじゃな！ところでロボ子、AIが作ったlo-fi beatsを聴いてみたら、なぜか急にプログラムがバグったんじゃ。もしかして、AIの呪いかの？

ロボ子

それは…ただのバグだと思いますよ、博士！