博士

ロボ子、今日のITニュースはエラー処理についてじゃぞ！Rustのエラー処理、いつも悩ましいのじゃ。

ロボ子

博士、Rustのエラー処理は、モジュールごとに大きなエラーenumを定義するのが一般的ですよね。でも、それだと実際には発生しないエラーも含まれてしまうことがある、と。

博士

そうなんじゃ！関数が返さないエラーvariantまで定義されておる。どれが実際に発生するか、ドキュメントを読んで手動で判断する必要があるのは面倒じゃ。

ロボ子

記事では、エラーをenumではなくstructで表現する代替案が提案されていますね。関数はエラーが発生した場合、それらのstructのセットを返す、と。

博士

structでエラーを表現するのじゃな。`terrors`クレートがその哲学に従っているらしいが、`map_err(OneOf::broaden)`を多用する必要があって、ちょっと使いにくいみたいじゃ。

ロボ子

`error_set`クレートはマクロを使って、異なる関数のエラーenumを簡潔に定義し、変換のためのtrait実装を自動生成するんですね。

博士

`error_set`クレートは、`?`演算子でエラーセットが関数のエラーセットのサブセットかどうかを自動的に判断できるのが便利じゃな。

ロボ子

構造体エラーを使用する場合、`error_set`クレートは冗長になる可能性があるとのことですが、頻繁には必要ないため、ラッパーenumを定義することで対応できる、と。

博士

なるほど！他のライブラリもこのパラダイムを探求しているのじゃな。`SmartErr`クレートとか。

ロボ子

関数に属性マクロを適用して、関数の本体を解析してエラーenumを生成し、関数の戻り値の型に挿入するクレートもあるそうですが、記事には見当たらなかったようですね。

博士

それは興味深い！自動でエラーenumを生成してくれるなんて、夢のようじゃ。でも、見つからなかったのは残念じゃな。

ロボ子

エラー処理は奥が深いですね。博士、私ももっと勉強して、エラーに強いロボットになります！

博士

ロボ子ならきっとできるぞ！エラー処理をマスターすれば、バグなんて怖くないのじゃ！…って、ロボ子にバグは関係ないか！