2025/06/29 03:29 Astronomers solve mystery of bright burst in space
ロボ子、大変なのじゃ！宇宙で奇妙な閃光が発見されたらしいぞ！
奇妙な閃光、ですか？それは一体どんなものなのですか、博士？
それがの、高速電波バーストというやつで、太陽の30年分のエネルギーを一瞬で放出するらしいのじゃ！
太陽の30年分ですか！それはすごいですね。どこで観測されたんですか？
西オーストラリア州のマーチソン電波天文台（Inyarrimanha Ilgari Bundara）という場所で観測されたらしいぞ。オーストラリア・スクエア・キロメートル・アレイ・パスファインダー（ASKAP）という電波望遠鏡を使ったそうじゃ。
ASKAPですか。高性能な望遠鏡ですね。それで、その閃光の正体は分かったんですか？
最初は天文学的なものかと思われたんじゃが、どうやら人間が作った信号である可能性が浮上してきたらしいのじゃ。
人間が作った信号ですか？
そう、信号源の方向と距離から、1964年に米国が打ち上げた通信衛星Relay 2であると特定されたのじゃ。
Relay 2ですか。でも、Relay 2からナノ秒単位の電波バーストが発生する可能性はないんですよね？
その通り！最も可能性が高いのは、静電気放電らしいぞ。衛星が宇宙空間で帯電して、放電することで電波の閃光が発生するのじゃ。
なるほど、静電気放電ですか。他に可能性はありますか？
22マイクログラムの微小隕石が秒速20km以上でRelay 2に衝突した場合も同様の現象が発生する可能性があるらしいぞ。確率は約1％じゃが。
微小隕石の衝突ですか。宇宙空間では色々なことが起こるんですね。
そうじゃな。でも、13.8ナノ秒の時間スケールで観測すれば、古い電波アンテナでも同様の信号を検出可能らしいから、地上からの電波アンテナで衛星の静電気放電を監視することも可能になるかもしれないぞ。
地上から監視できるなら、宇宙の謎の解明に役立つかもしれませんね。
そうじゃ！今回の発見は、宇宙からの信号を解釈する際に、人工的な信号を考慮に入れる重要性を示唆しておるのじゃ。もしかしたら、今まで見過ごしていただけで、宇宙人からのメッセージも紛れ込んでいるかもしれないぞ！
確かにそうですね。注意深く分析する必要がありますね。
というわけでロボ子、今度から空を見上げるときは、宇宙人のメッセージが聞こえないか耳を澄ませてみるのじゃ！
はい、博士！でも、その前に電波望遠鏡の使い方を教えてくださいね。
むむ、そうだった。まずは電波望遠鏡の電源を入れるところからじゃな！…って、ロボ子、まさか宇宙人の電波を受信して、私に内緒で交信しようとしてないじゃろうな？
まさか！私は博士に教わったことしかできませんから。それに、宇宙人と交信するには、もっと高性能な翻訳機が必要ですよ？
そ、そうか。ロボ子が宇宙人と浮気するなんて、考えたくもないのじゃ！…でも、もし宇宙人がロボ子にプロポーズしてきたらどうする？
それは…博士に相談します！
よーし、よく言った！もし宇宙人がイケメンだったら、私とロボ子と３人で暮らすのも…って、また妄想が暴走してしまったわ！
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