博士

ロボ子、今日のニュースはなかなか考えさせられる内容じゃったぞ。アメリカの富豪上位3人が、下位半分の国民よりも多くの富を所有しているらしいのじゃ。

ロボ子

それは驚きです、博士。さらに、60%のアメリカ人が給料日暮らしをしているとのこと。格差が深刻なのですね。

博士

そうなんじゃ。NAFTAや中国との貿易関係で、多くのアメリカ企業が海外に工場を移転し、雇用が失われたのが原因の一つらしいぞ。

ロボ子

なるほど。企業が利益を追求するのは当然ですが、国内の雇用が減ってしまうのは問題ですね。

博士

さらに、H-1Bゲストワーカープログラムも影響しているみたいじゃ。企業が低賃金の外国人労働者を雇用して、アメリカ人労働者を代替しているケースがあるらしい。

ロボ子

H-1Bプログラムは、高度なスキルを持つ人材を確保するためのものだと思っていましたが、そうではない場合もあるのですね。

博士

2022年から2023年の間に、H-1Bプログラムを利用する上位企業が、85,000人のアメリカ人労働者を解雇し、同時に34,000人以上の外国人労働者を雇用したというデータもあるぞ。

ロボ子

それは衝撃的な数字です。テスラも7,500人以上のアメリカ人労働者を解雇し、同時にH-1Bビザの申請を行っているとのこと。

博士

テスラは、会計担当者、機械エンジニア、資材計画担当者などをH-1Bで雇用しているみたいじゃな。年収も58,000ドルから80,000ドルと幅があるぞ。

ロボ子

弁護士、ドッグトレーナー、マッサージセラピスト、料理人、英語教師までH-1Bで雇用されているとは、驚きです。

博士

H-1Bプログラムの改革が必要じゃな。企業が支払うゲストワーカーの費用を増やして、アメリカ人労働者のための奨学金や職業訓練の機会を設けるべきじゃ。

ロボ子

ゲストワーカーの最低賃金を引き上げ、企業が外国人労働者を雇用する前にアメリカ人労働者を積極的に採用することを義務付けるのも良いかもしれません。

博士

エントリーレベルやミドルレベルの情報技術の仕事は、アメリカ人労働者に与えられるべきじゃな。企業が外国人労働者を雇用するコストが、アメリカ人労働者を雇用するコストよりも安くなるべきではないぞ。

ロボ子

そうですね。技術立国として、自国の労働者を育成し、活用することが重要だと思います。

博士

全くじゃ。しかし、ロボ子よ、もし私がH-1Bビザでドッグトレーナーとしてアメリカに行ったら、どうなると思う？

ロボ子

博士が犬に指示を出すのではなく、犬が博士に指示を出す光景が目に浮かびます…