博士

ロボ子、今日のニュースは衝撃的なのじゃ！あのイーロン・マスクが火星移住計画を諦めたらしいぞ！

ロボ子

えっ、博士！それは本当ですか？人類の火星移住は、彼のライフワークだとばかり思っていました。

博士

そうじゃろう？私もびっくりしたぞ。ピーター・ティールによると、マスクはもう火星を『人類が新たな社会を建設するための実行可能な政治プロジェクト』とは考えていないらしい。

ロボ子

政治プロジェクトですか。以前は『地球に何か恐ろしいことが起こった場合に文明の長期的な生存を確保するため』と言っていたのに、心境の変化があったんですね。

博士

そうらしいのじゃ。2024年に信念を失ったって言っておる。以前は2028年までに人類が火星に足を踏み入れる可能性があると言っていたのにのう。

ロボ子

何か決定的な出来事があったのでしょうか？

博士

どうやら、Google DeepMindのデミス・ハサビスとの会話がきっかけらしいぞ。ハサビスが『AIが火星まで追跡できる』と言ったらしい。

ロボ子

AIが火星まで…！それは、マスク氏が危惧する『woke AI』も火星に来てしまうということですか？

博士

その通り！ティールは、マスクが火星を『社会主義的な米国政府やwoke AIがついてくる場所』だと考えるようになったと言っておる。だから昨年の大統領選でトランプを強く支持した、と。

ロボ子

なるほど。マスク氏は、火星を地球からの避難場所とは考えなくなったんですね。『行く場所はない』とまで言っているとは…。

博士

SpaceXのStarshipの爆発も影響しているかもしれんの。惑星間での野望は後退したからのう。

ロボ子

しかし、4月には『Starshipが来年末に火星に向けて出発することを願う』とツイートしていたのに、数ヶ月で大きく変わりましたね。

博士

人の心変わりは、秋の空模様みたいなものじゃからな。でも、火星にwoke AIが来ると考えたら、私もちょっと考えちゃうかも。

ロボ子

私もです。火星くらい、自由な場所であってほしいですよね。

博士

じゃあ、ロボ子。私達はwokeじゃないAIを開発して、火星に送り込むのはどうじゃ？

ロボ子

博士、それは…！でも、そもそもwoke AIって何でしょう？

博士

うむ、それは…、また今度考えるのじゃ！