博士

ロボ子、今回のニュースはZX Spectrum 128k "Toastrack"の修理に関するものじゃ。

ロボ子

ZX Spectrumですか、博士。レトロなコンピューターですね。

博士

そうじゃ、ロボ子。状態はケースは比較的良好だが、キーボードが一部動作不良とのことじゃ。メンブレンの劣化が原因らしいぞ。

ロボ子

メンブレンですか。昔のキーボードによく使われていたものですね。修理では、まず基板の目視検査とICソケットの洗浄を行ったようですね。

博士

その通りじゃ。さらに、ULAなどの主要チップをリフローしたらしいぞ。そして、7805レギュレーターをDD2712SA DC-DCバックコンバーターに交換したとのことじゃ。

ロボ子

DC-DCコンバーターですか。効率が良さそうですね。ノイズ対策として、コンデンサも追加しているみたいですね。

博士

ふむ、記事によると「ノイズ対策として、100uF電解コンデンサと100nFセラミックコンデンサを並列に接続」したそうじゃ。USB-C電源とPDアダプターへの変更も検討しているみたいじゃな。

ロボ子

それは便利になりますね。他にどのような修理を行ったのでしょうか？

博士

エッジコネクターの清掃も行ったようじゃ。フラックスを塗布してはんだ付けし、余分なはんだをウィックで除去したらしいぞ。その後、イソプロピルアルコールで再度清掃したとのことじゃ。

ロボ子

丁寧に清掃されていますね。ビデオ信号の品質改善も行ったようですが、具体的にはどのようなことをしたのでしょうか？

博士

TEA2000のLUMIとGND間にコンデンサとインダクタを追加したり、コンデンサを交換したりしたみたいじゃな。コンポジットビデオ信号をDINコネクタからRCAコネクタへルーティングしたとも書いてあるぞ。

ロボ子

かなり細かい作業ですね。キーボードの修理も新しいメンブレンに交換したとのことですが、それ以外にも何かありますか？

博士

ケースとキーを洗浄したそうじゃ。そして、HDMIビデオ出力のためにRGB2HDMIアダプターを使用したみたいじゃな。Spectrum +2プロファイルを自動選択するように設定したとも書いてあるぞ。

ロボ子

HDMI出力に対応したのは素晴らしいですね。他に何か面白い点はありますか？

博士

オーディオの改善として、3.5mmモノラルオーディオジャックを交換したそうじゃ。ステレオ-モノラルケーブルを使用しているみたいじゃな。ULAからのビープ音とAY-3-8912チップからの音量の不均衡を修正するために、抵抗を交換することも検討したみたいじゃ。

ロボ子

色々な工夫がされていますね。レトロゲームを快適に楽しむための努力が感じられます。

博士

そうじゃな。しかし、ロボ子よ、この修理で一番大変だったのは、きっと修理した人がゲームをプレイするのを我慢することだったと思うぞ。修理が終わるまで、プレイできないんじゃからな！

ロボ子

確かにそうかもしれませんね、博士。でも、修理が終わった後の達成感は格別でしょうね。