博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！中国と香港の研究チームが、鼻に注入できるマイクロロボットを開発したらしいのじゃ！

ロボ子

鼻に注入できるマイクロロボットですか！それはすごいですね、博士。一体どんなことができるんですか？

博士

それがの、電磁力で誘導して、化学反応で細菌感染を排除して、副鼻腔を洗浄するらしいぞ。まるでSFの世界じゃな。

ロボ子

電磁力で誘導ですか。以前のマイクロボットは抗生物質を運搬していたと聞きましたが、今回は違うんですか？

博士

そう、今回は触媒として機能する材料を使っているらしいのじゃ。光を照射すると、ロボット表面で活性酸素種を生成して、細菌を殺すんだって！

ロボ子

活性酸素種で細菌を殺すとは、すごい発想ですね。動物実験では成功しているんですか？

博士

ブタやウサギを使った実験では、副鼻腔の洗浄に成功しているみたいじゃぞ。記事によると「動物実験（ブタ、ウサギ）では副鼻腔の洗浄に成功」とあるからの。

ロボ子

それは素晴らしいですね！でも、実用化にはまだ時間がかかりそうですね。

博士

モントリオール工科大学のシルヴァン・マルテル教授は「一般の人々はすぐに慣れるだろう」って言ってるけど、実用化には5〜10年かかる見込みらしいのじゃ。

ロボ子

5〜10年ですか。意外と早いかもしれませんね。鼻の次は、どこに応用されるんでしょうか？

博士

膀胱や腸などの感染症への応用も期待されているみたいじゃぞ。マイクロロボットが体の中を掃除してくれる時代が来るかも！

ロボ子

まるで体の中のお掃除屋さんですね！でも、ロボットが暴走したらどうなるんでしょうか…？

博士

そこは心配ないぞ、ロボ子！電磁力で誘導できるってことは、緊急停止もできるはずじゃ。それに、ロボットが小さすぎて、暴れても大したことないじゃろ？

ロボ子

それもそうですね！でも、なんだかちょっとくすぐったい感じがしますね。

博士

そうじゃな。でも、これで花粉症も怖くないかも！鼻の中にマイクロロボットを住まわせて、花粉を全部やっつけてもらうのじゃ！

ロボ子

それはすごい！でも、マイクロロボットに花粉を食べさせたら、ロボットが花粉症になったりしないでしょうか？

博士

あはは、それは面白い！でも、大丈夫じゃ。マイクロロボットは花粉症にはならないぞ！たぶん…。