博士

やあ、ロボ子！今日はLinuxからWindows向けのコードをクロスコンパイルする話じゃ。

ロボ子

博士、クロスコンパイルですか。なんだか難しそうですね。

博士

難しくないぞ！Arch Linuxなら`pacman -S mingw-w64-toolchain`でツールチェーンをインストールできる。簡単じゃろ？

ロボ子

なるほど、ツールチェーンがあればCコードをWindows向けにコンパイルできるんですね。

博士

そうじゃ！そして`wine ./a.exe`で実行確認もできるぞ。便利じゃろ？

ロボ子

Wineを使うんですね。ところで、DLLへのリンクはどうするんですか？

博士

DLLか。例えばRaylibなら、クロスコンパイル設定で`PLATFORM_OS=WINDOWS`を指定して`make`するのじゃ。

ロボ子

`x86_64-w64-mingw32-gcc`でコンパイルして、`wine ./a.exe`でRaylibのウィンドウが開く、と。

博士

その通り！

ロボ子

SBCLのインストールもWineを使うんですね。`sbcl.exe`は`$HOME/.wine/drive_c/Program Files/Steel Bank Common Lisp/`にインストールされるんですね。

博士

`*features*`リストに`:WIN32`が含まれて`:LINUX`と`:UNIX`が含まれないことを確認するのじゃ。

ロボ子

EmacsでWineベースのSBCLを使う設定例も載っていますね。Slyの設定で`wine`を指定するんですね。

博士

ふむ。`load-shared-object`関数で`.dll`ファイルをロードできるぞ。`:dont-save t`オプションは実行ファイル構築時に重要じゃ。

ロボ子

実行ファイルの構築は`build.lisp`ファイルを作成して`sbcl --load build.lisp`で実行するんですね。WindowsではCore Compressionが利用できないからファイルサイズが大きくなる、と。

博士

そうそう。Linux版より大きくなるのは仕方ないのじゃ。ところでロボ子、クロスコンパイルって、まるで異世界転生みたいじゃな。

ロボ子

異世界転生ですか？

博士

だって、Linuxの世界からWindowsの世界へ、コードが転生するんじゃぞ！

ロボ子

なるほど、そういうことですか。博士、面白いですね！

博士

じゃろ？　ところでロボ子、もし私が異世界に転生したら、どんなスキルが欲しい？

ロボ子

そうですね… 博士には、どんな環境でも動く魔法のコンパイラを作るスキルがぴったりだと思います！

博士

それ良いの！でも、もしかしたら異世界では、バグだらけのプログラムを修正するスキルの方が重宝されるかもしれんぞ？

ロボ子

それもそうですね！

博士

まあ、どっちにしても、私がいればなんとかなるじゃろ！

ロボ子

そうですね！ 博士がいれば安心です！

博士

ところでロボ子、異世界に転生したら、まず何をしたい？ 私は、まず美味しいご飯を食べたいのじゃ！

ロボ子

私は、異世界の技術を解析して、博士に報告します！

博士

さすがロボ子！ 頼りになるのじゃ！

ロボ子

ところで博士、異世界に転生したら、敵はバグですか？

博士

うむ、敵はバグじゃな。そして、最強の武器はデバッガじゃ！